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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
社長のお仕事開始です
33/146

EP33


「こんにちは〜」

松谷町販売店の厨房の中を覗くと、明日の下準備をしている悟さんと目があった。

「悟さん、新人さんの派遣、遅くなりました。すみません」

「おお、ちな……じゃなかった社長! その節はありがとうございました」

手を止めて、タオルで手をふきふき拭きながら、近づいてくる。

店長は商店街の個人店へと納品に行っていて不在らしい。

「あれから調子はどうですか?」

「親父、ずいぶん大人しくなりましたよ。あのあと、オカンにも大目玉食らってましたからね。今度やったら速攻で離婚とか言われて、それがかなり堪えたみたいです」

マジか。母つよ。

「お母さまにお話しされたんですね!?」

悟さんが頭をかきながら、いやあ、俺の口が滑っちまって、へへへと言う。

「あらあ」

そうですか。さぞご立腹でしたよねー。

「もう少ししたら、新人さんいらっしゃるので、よろしくお願いしますね。お二人とも千堂屋の商品が大好きとのことなので、即戦力だと思いますし、ぶっ飛んだとこない人なので今度こそは大丈夫だろうと」

「そうですか、それはありがたいです」

「でもまあ、親子喧嘩はほどほどでお願いします」

「それはもう!!」

「ではまた少ししたら、様子を見に来ますね。あと、これを……」

私は抱えていた荷物を椅子の上に置いた。

悟さんは???という顔をしながら、荷物の中を覗き込んだ。

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