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EP29


そう言ったと同時に、窓をウィーンと全開にする。ぶわわわと強風が入ってきて、顔にぶつかる。

「ちょ! 風がっ」

「暑いなら暑いと言ってくださいよ」

「も、もう良いです。冷めた、冷めたからあ!!」

「面白い顔だな。もっとやってやる」

はははと大きな声で笑って、井桁さんはアクセルを踏んでスピードを上げた。

さっきの頭ぽんぽんはマボロシでしたか?

あーなるほど〜 \(( °ω° )) これペット扱いだわこれ。

「あと、明日からの仕事はクッソビシバシいくからな」

「了解でーす」

もうこのドSったらーわたくし社長ですけど?♪( ´θ`)



月曜日からの仕事はクッソ忙しかった。これも井桁さんのしごきがスゲくって、かなりハイスピードでやるべきことをご教授いただいてて、ランチの時間もそこそこしか取れない。

私は半分ブチギレながらも、

「もー井桁さーんお昼ご飯くらいゆっくり食べさせてください!」

と抵抗を試みる。

「なにぬるいこと言ってんですか! 午後からもアポざんまいですからね」

ポーズを作り、「スシざんまーい。ってかどこへ?」

「お得意先に挨拶して回るんですよ」

「回る? 回転? 回転ず、」

「もういいから早くメシ食ってこい」

「はい」

ドスの効いた声で脅される。午前の疲れがピークに。とりあえず、ランチを取るため、弁当を持ち役員室へ向かう。


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