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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
打倒女狐パート立花さん
26/146

EP26


立花さんが、ハッとした顔でこちらを見た。井桁さんの言葉を理解し、飲み込んだのだろう。すると、顔色がさあっと変わり、くしゃりと歪んだ。目からポロポロと涙が。

「……あんたたちに何がわかるっていうのよ……シングルで子育てはほんとに大変なんだよ? 」

「そうだとしても、既婚者の略奪不倫を狙って、そのお金で娘さんを育てるだなんて、ユウナちゃんに顔向けできますか? そこのところ考えてから行動しないと。それに、それがこれからの立花さんの人生の、ひとつの指針になると思いますよ。これからはユウナちゃんの笑顔が曇ることがないように、行動の前にちゃんと考えてみてください」

私がそう言うと、うわーんとひとしきり泣いてから、鼻を啜り涙を拭う。けれど、重い空気を残したまま、立花さんはそのまま無言で出ていってしまった。

うーん。これでいいんだろうか。

荒療治過ぎたかな。

だが……店長の目も覚めたところで。そろそろ退散しよう。

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