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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
打倒女狐パート立花さん
23/146

EP23


「今日はこの職場の雰囲気を見てもらうために、彼氏に来てもらってるんです」

「千夏ちゃんの彼氏?」

「はい。店長、悟さん、会ってもらえませんか?」

「う、うん」「はい」

さささ、どうぞどうぞと手で誘導。3人で厨房から店内へと向かうと。

はい、成功。

「ちょっと!! 立花さん、何やってんのあんた!!」

店長が店中に響く声で、叫んだ。

見ると、女狐が井桁さんに抱きついている。井桁さんはスマホ片手に両腕をホールドアップ。

店長の声で、すかさず女狐は離れる。そして、乱れた前髪を手でかき上げた。

セクスィー!!だが怒

「あらあ、店長!! 千夏ちゃんの彼氏ったら、私がちょおっと近づいたら、こうして抱き寄せてきてえ」

そんな風には見えなかったがな!

すると、井桁さんが困った顔で、

「いやあ、迫られてたのは俺の方ですよ。なんですか? この店は店員が客に色目使ってんですか?」

「いやだあ、美香そんなことしてないもん」

きゅるん。

「立花さん、私の彼氏ですよ、私が愛してやまないダーリンに手を出すなんて!」

「そうだ!」

と、ここで目配せした悟さんが声を上げた。

「立花さん、あんた俺にも言い寄ってきたことあったよな」

八方塞がりな立花女史。じりっと後ろへと後退しつつ、店長へと抱きついてwow!

「店長、私そんなことしてませーん。みーんな私がモテるからって、ヤキモチやいちゃってえ。店長ぉー店長は私のこと、信じてくれますよね」

抱きつきながら上目遣い。

だが、ここで店長の冷たい視線に気づいたのか、

「私いぃ店長の奥さんよりだーんぜん可愛いからあ、結婚したげても良いですよお?」


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