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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
打倒女狐パート立花さん
22/146

EP22


そして、私はすかさずカバンから、店長にお借りしている自分のエプロンを出して、熱弁をふるった。

「店長、このエプロンですが、ひとつ気になったことがありまして」

「え? なになに? エプロンがどうしたの?」

私はエプロンを見、そして店長を見、「このエプロン……やけに新しいなと思ったんですよね。新品に近くないですか?」

店長は私の指摘に、ギクッとし、わかりやすく動揺した。

「え、そ、そうかなあ。前にいたバイトさんが使ってたヤツなんだけど……どうだろ? 素材が良いから、使い込んでもクタクタにならないんじゃないかな……な?」

と、悟さんに助けを求めようとする。

それを受けて悟さんが何か言いたげに口を開いたが、私はそれを視線で制止した。

「店長、私の前の方はなぜお辞めになったんですか?」

そこで観念したのか、店長は意気消沈し、ポツポツと語り出した。

「……それがその……職場の環境が悪いとかなんとか」

だろーーーーーーーーーーーーね。

だってその前の人も前の前の人も、3日で辞めてるからね? いったん会社に戻ってから、こちとら調べはついてんだい。

店長はちらっとこちらを見て、「千夏ちゃんもそう思う?」と。

「はい。そう思います」

あっさり即答。

「……千夏ちゃん、まさかまさか千夏ちゃんまで辞めるってことはないよね?」

「親子でケンカばっかりで、正直辞めたいなあ……って思ったこともありましたー」

と、ここで遠い目。

店長は俯いた。そして、悟さんも。

だがミッションはここからだ!!

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