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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
バイトで潜入捜査
18/146

EP18


「うん。まだ私は会ってないけど、立花さんって方と、あと佐藤さん。二人とも30歳くらいで佐藤さんは結婚してて、立花さんはシンママ」

「あらあ。そうなの?」

「なによ、ママ」

母が指をあごに添えて、腕組みをする。探偵ポーズだ。

「千夏、まだあなたは若いからわからないかも知れないけどね。シンママに既婚。気になるよね〜もしかして痴情のもつれ……」

「は?? パートさんが店長と? それとも息子と? ってこと?」

「んーーーー 三角関係 だったりしてね?」

「ね? じゃないのよ、ママ。ないない。韓国ドラマの見過ぎーー笑笑」

「そーかしらねー」

二人顔を見合わせてはははと笑う。

私は食べ終わった夕飯の皿を片付け、お風呂に入った。

「お疲れ様〜会長さま、おやすみ」

「お疲れ様〜〜しゃちょーさん」

ベッドに入ると直ぐに眠気。やはりバイトでも立ち仕事は疲れるよね。

気づくと朝までぐっすり眠ってしまった。



ちょーーーーと待てえい!

次の日、バイトに入った松谷町販売店にて。

私はお初のパート立花さんと対面して、こりゃあヤバいとその場に立ち尽くしていた。

「初めましてえ。立花でえす。よろしくう」

すでに漂ってる!! 香水の芳しい香りとフェロモンが!!

そして、隣に立つ店長の腕に食らいついてるう。

「ちょ、立花さん、困るよ」

はあ。店長、全然困ってねえや。めっちゃ嬉しそうにデレデレしてんな。

「店長と私い、仲良しなんでえす。ふふふ」

すると、背中に刺さる、厨房からの射抜くような鋭い視線。

はい。あーたの息子が睨んでますよ。

なるほどー。ママ、正解だったわ。

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