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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
『千堂屋』の軌跡
144/146

EP144


「はあ〜疲れたあ。なんか空気も澱んでるし、風通し悪そうだし、まずはそこから改革してった方が良いのかなって思って、思いの丈を全部出してきた」

「社長は良くやったと思う」

「そういえば、『うちはブラックです』って書いた、人事部の牧野さんも連れてったんだけど、これが、悪名高き社畜、真のブラックかって、肩を落としてましたもん。こんな良い職場をブラックだなんて吹聴してしまい、なんてことをしたんだって、反省してました」

「そんなにブラックテイストが凄かったんですね〜〜良かったあ、うちホワイトで♪」

「うちはホワイト通り越してスケルトン目指してますからね。で!! そんな訳で、とりあえずアドバイスになったかどうか……どこまで受け入れてくれるかは分かりませんが、職場改善が、社員のモチベに繋がって、良い方向に回っていくことを願って……終了ーー飲みに行きましょーーー!!!」

いえーい!!!

そして、居酒屋『魅惑の肉と魚』にて。

「うちの社員さんが優秀で本当に良かったです。私、これからもたくさんの社員さんと話をして、そしてみなさんのお力をお借りしつつ、この『千堂屋』を守っていきたいと思います。かんぱーーーい♪」

(^∇^)


「とりあえず、乗っ取りとか買収とかじゃなくて良かったな」

隣を歩く、井桁さんがホッとした表情で話しかけてきた。

「はい。話を聞いたときは焦ってしまいましたが、蓋を開けてみれば、でしたね」

くすくすと笑うと、井桁さんが大きな手で私の頭をポンポンと優しく撫でた。


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