表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
123/146

EP123


その様子を見ていた佐久間さんが、「じゃ、今日はこれでお開きで」と宣言する。

怪しげな雰囲気を切ってくれて、空気読むの

さすがだなあと思いながら、いったん『刺客神林悟報告会』は解散となった。

会議室から廊下へ出たら、少し行った角のことろで、悟さんがちょいちょいと手まねきしてくる。

「お疲れ様です。なんか色々と気にしながら仕事してもらってごめんなさい」

「いーえ全然です。ってか俺、この仕事向いてるかも」

「適任ですよ。松谷町販売店の店長には申し訳なかったですけど、悟さんに来て貰って良かったです」

「給料も増えたし、うちのオヤジもオカンも喜んでますって」

「それならOKってことで」

二人笑い合う。

と、そこで悟さんがはたと話を止めて、「社長ちょっと良いですか?」

「?? はいどうぞ」

「えっとですね、あの〜社長を食事に誘いたいんですけどダメですかね?」

「えーーー……ええーーー」

こういうの慣れてないから、どう返事したらいいのかわからない。圧倒的、恋愛初心者!

「連絡先交換していただきたいな、と」

「連絡先ですか。それは良いですけど……」

そして、ポケットからスマホを出して、ティロン♪

「やった! ありがとう! 食事はまた誘いますから、検討くださいね」

動揺はしているが、「わかりました」

悟さんは喜んでぴょんぴょんと飛び上がると、スマホを掲げながら、「じゃ改めて連絡します!」と去っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ