表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
122/146

EP122


「では、今から私が企画書書きますので、早速ポップとポスター作りましょう。松谷町販売店の、佐藤環さんに依頼してくれますか?」

「佐藤さん?」

「はい。美術系の学校を卒業されています。この前、松谷町販売店を見に行ったんですけど、すごく良い感じに店内をディスプレイされてて」

「社長、いつの間に松谷町販売店に!?」

井桁さんが、慌てたように言う。

今日の、会議ずっと黙ってたけど、いきなり覚醒? 寝てた?

「いやあ、大戦力の神林さんを本社に引き抜いてしまいましたからね。ちょっと気になって。一昨日、さくっと行って、様子を見にいってきました!」

「言ってくれないと困ります」

おや? 少しオコ?

スケジュール管理の都合上、自分の動向は伝えておくべきなのかも知れない。けれど。

「退勤後に行ったので、気にしないでください。完全プライベートですから」

「プライベートに仕事なんて、それが良くないって言ってんです」

ここで、悟氏。

「社長が良いって言ってんだから」

「まあまあ」

「俺は……私は、ただ社長の体調を心配して……私があまり忙しくならないように管理しているんですから」

珍しくしどろもどろ。珍しい!!

なんかいつも怒られてるし、仕事山積みにされるから、ちょい拍子抜けする。そんな態度取られたら、申し訳なくなってくるじゃないの!( ͡° ͜ʖ ͡°)

「勝手なことして、ごめんなさい」

私が謝ると、「え、いや、こちらこそ悪かった。プライベートだもんな。社長が何しようが、俺に関係ねえしな」と、開いていたスケジュール帳を閉じる。

なんだ? この違和感は?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ