EP121
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「マジで雰囲気良くなりましたよ〜」
悟さんからの定例報告を受けている私。
私に定例報告をする悟さん。
悟さんからの定例報告を受けている私をじとーっと見る井桁秘書。
「あらあ、みんな睨み合っちゃって! これ三竦みってやつかしら?」
その場のピリピリとした雰囲気をぶち壊すクラッシャーママン。
「会長、ぜんぜーん、睨んでも竦んでもないみたいですよ! ねえ〜」
ママを何かとフォローしてくれる副社長佐久間さん。
ありがとう。(;ω;)
「雰囲気が良くなりましたか。そうですか、それは良かったです。雰囲気大事ですもんね。それで、牧野さんの様子はどうですか?」
「あれから新人研修の資料、通ったみたいなので、その内容をご自分で精査してますよ。俺にも、この表現で理解できる? とかって色々と聞いてくれるし」
「へえ。なかなか良い感じですねえ」
「社長も今度、見に来てくださいよ。高木佐野ペアも、最近では冷蔵庫でごっちゃになってたスイーツ問題で各々のスイーツに名前を書くようになってからは、スイーツは生きる活力とか言っちゃって、とっても楽しそうですよ!」
それは良い!!(^ω^)
「『スイーツは生きる活力』って言葉、なんか良いですね。CM効果ありそう!」
「二人でスイーツについて、熱く語り合ってます」
「それなら、今度開発部の方にリク飛ばして、新商品の開発に、お二人の意見を役立てることってできませんかね」
私がホクホクしながら、副社長佐久間さんへとボールを投げる。
「良いんじゃないですか? できると思いますよ〜〜手配しておきまーーす」
「人事部発スイーツ大好き女子が決定、『千堂屋』スイーツ選手権しましょう!!」
「まあまあ! 楽しそう!! 私も参加したあ〜い」
会長も、食い気味で賛成してくれたっ!!




