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EP117


「えっと、社長……ち、千夏、さ、ん」

「井桁さん、ど、どうしたんですか?」

そこで井桁氏、わかりやすく動揺。

「あ、あの、ゴミが……社長! なんかいろいろゴミがついてますっ」

そう言うと、私の髪をパッパと払ったり、肩や腕をポンポンと叩いたりした。

私の背後に回り、背中を払う。

すると、そこに入ってきた佐久間さんが、その様子を見て、「え〜〜いげちゃんが、社長にセクハラしているう〜〜」と楽しそうに言う。

「「違うからっ!!」」

二人の声が揃って、佐久間さんが一層、笑い声をあげた。



[勝った]

俺はそう思った。だが。♪違う違う違うそうじゃなーい♪

「やべえ、俺、すっげー嫉妬してた……」

愕然とする。

誰に?

『千堂屋』松谷町販売店元バイト現人事部社員、神林悟。

山路商会の社長令息、山路雅也。

この二人はぐいぐいくるからライバル認定。

そして、開発部小山田慎、人事部牧野、そして鮫島課長。←そんな素ぶり皆無だが気になる井桁氏

今後、この三人がアプローチを仕掛けてくるやもしれん。

副社長「佐久間飛翔」。この男は最大のライバルにして最大の味方。

「佐久間っちさ、社長のことどう思ってる?」←2回目

さすがに察したのか、「ああ、大丈夫。僕、子どもには興味なーい」

「もう子どもじゃねえよ。立派な社長だぞ」

「えええーそりゃ頑張ってはいると思うけど、僕からしたら子どもだよん」


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