表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
秘書、井桁鼎の大暴走
110/146

EP110


就任当初から、そんな目で見たことは一度も無かった。けれど、たびたびのモヤり嫉妬のせいで、自分の気持ちが混乱していたから。

「佐久間っちはさ、社長のことどう思う?」

問い掛けた。けれど、佐久間っちはなんだかしたり顔で、俺に言った。

「僕はねえ、あんな若さでいきなり社長になってさ、それでもまあ健気に頑張ってるっていうか、自分がやるべきことをちゃんと分かってるって、凄いと思うんだよ」

佐久間っちは、ハイボールを舐めてから、皿の上からポテトを1本引き抜いて、頬張った。居酒屋『ビーバー』(カワウソ寄り)にて。

「まあ、的確な指示してる、いげちゃんのおかげでもあるんだけどねえ」

「俺は、その……俺も社長はよくやってると思う。けどよ、仕事の話だとしても他のヤツと喋ってる姿見ると、なんかこう……ムカついてくるっていうか、胸の辺りがモヤモヤするっていうか」

「いげちゃん、それはさ。社長を抱きしめてみればわかるよ」←犯人

「な!! は?? どういうことだよ、なんでそんなことしなきゃならねえんだ?」

「うんそうだね。抱きしめてみて、キスできるかなぁって考えてみてよ。で、イケると思ったなら勝ち。で、イケないと思ったら、負けってとこかなぁ」

「……一体何の話をしてるんだ?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ