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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
秘書、井桁鼎の大暴走
107/146

EP107


そんなこんなで、悟さんは敵情視察へと潜り込んだ。まるでスパイ映画……と思っているのは当然私だけ。

「まったく今度は何をやらかすのだと思ったら。私になーーーんの相談もなく」

「井桁さん、すみません。今回は独断と偏見で決めさせていただきました。一定期間、これで様子を見てみます。そんなこんなで悟さんとは、来週面談を予定しています」

「場所はどこですか!?」

「え……面談室ですが……??」

「○日ですね。承知しました。面談室を押さえておきます」

「お願いします」

「私も参加します」

「え〜〜♪」

井桁さんは眉をひそめ、「そんなチイカワ風に言ってもダメです。私も同席しますから、ぜっ てえ、抜けがけすんじゃねえ」

「……りよ、了解です ( ̄^ ̄)ゞ」



抜けがけ。それはスリル。

神林悟と井桁鼎は、とお〜っても仲が悪い。

それは以前、松谷町販売店へと、カップル潜入捜査で出会ってからは、なにかとライバル心むき出しなのだ。

「社長に交際を申し込む時点で、ヤツは進むべき道ってのを履き違えているな」

井桁っ! なんだとこらあっ!! もういっぺん言ってみろおぉぉ!!

と、私はアゴを猪木にして言う。(心の中で)

「だいたい、このカワウソのどこが……いやまあモノホンのカワウソはめっちゃ可愛いんだが……ん゛ん゛ん゛……それになんで社長のこと、名前呼びなんだよっ。いち社員、しかも入社したてのヒヨッコの分際で、千夏さんだと!? いい加減にしろよ、ごるあぁぁぁあ!!」←迫力負け

はあ?? 自分だって『千夏』とかって呼び捨てにしとるやないかい!! 何言っとんじゃあ、こらあぁぁぁ!!(と、心の中で囁く)



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