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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
刺客カンバヤシサトル
102/146

EP102


「外部って言っても身内ではありますけどね。適任がいるんですよー」

「もしかして……あの人ですかあ?」

「佐久間さん、わかっちゃいました?」

「かな〜?? って思って」

「あらあ、千夏ちゃんに佐久間さん、一体誰のことを言っているの?」

ママが目を細めながら聞いてくる。

「この件は、人事部の他の社員さんともコンタクトを取りながら、進めたいと思います」

私は、カバンを肩にかけると、「ちょっと出かけてきまーす」と社用車の鍵を取った。

「あ、こら!! 俺も一緒に行くからな!! ちょっと待ってろ、この書類だけファイリング……」

そう言っている隙に、私は役員室を出た。

また、怒られるだろうが、仕方がない。今回は、井桁さんが一緒だと、話が進まないかもしれないから。

私は駐車場へと歩き、社用車に乗って運転を始めた。



「え? は? 俺が? ですか?」

まあ寝耳に水とはこのことだろうと思う。 

『千堂屋』松谷販売店

店長の息子、神林悟かんばやしさとる22歳さん。

今はアルバイトで、ここ松谷販売店に属していて、父親である店長、神林吾郎かんばやしごろう40歳さんを手伝っている。

「はい。悟さんにはぜひ本社の人事部にお越しいただきたく」

「え? 俺? なんで?」

「異動ってことになりますが、悟さんはアルバイト社員さんですので、断っていただいても良いのですが……できたら……本社へお越しいただけないかなと。もちろん正社員としてなんですけど」



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