表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
人事部、牧野氏のちょいちょいちょーいな件
101/146

EP101


「何を言ってるんですか。これくらいのことでクビだなんて、それ言ったらうちら役員全員クビですよ」←結構本気

私は笑った。

「貴重なご意見です。正直にお話しくださり、ありがとうございました。もちろん、牧野さんの事は決して口外しません。何か聞かれたら、私の潜入捜査の結果だと伝えておきます」

「……何か、すみません」

「??」

「『千堂屋』のこと、ブラックだなんて言っちゃって。つい、何もかも嫌気がさしてしまって。先代の社長が残した、素晴らしい会社なのに」

「いいえ。私も力不足は否めませんが、これからも精一杯頑張って、父が遺したこの『千堂屋』を盛り立てていかねばと思っています」

私は、ピンと背筋を伸ばし、改めて牧野さんへと向き直った。

頭を下げる。

「そのためには、もちろん牧野さんを始め、社員の皆様に気持ちよく働いてもらって、お力を貸していただかないといけません。私一人では、なんともできませんからね」

その後、牧野さんには、今まで通り仕事をしてもらうようにお願いし、仕事場に戻ってもらった。

「さて社長。次の一手はどうしますか?」

井桁さんがニヤリと笑いながら、問うてくる。私も対抗し、ニヤリと返す。

「人事部に1人、刺客を放ちましょう」

「誰を昇進させるんですか?」

「ふふ。私は外部から来てもらおうと思ってます」

「は? 外部……ですか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ