3 少女探し
冒険者ギルドに行った。ギルド長は優しい顔だ。
3 少女探し
何故少女を探さなくてはならないか理由がある。マリエールは転生者だ。神より特大の能力を与えられている。魔法も身体能力も超能力も統率力も全て完璧だ。逆に言えば特化した能力がないと言うことだ。将来災禍がこの国を襲うようだ。神にも良く判らないそうだが、マリエールに十分な能力を与え、天空の城からやって来た少女と会わせれば神としての役割は終了だと思っているらしい。少女は何か私に教えてくれるのですかと神に聞くがそうだと思う。と情けない返事だ。十分な力を得たお陰でいろんな面で助かっているがそんな呆れ返るような理由で少女に会ってもどんな話しが出来るのだろう。
定宿している宿屋を引き払い、アンソン平原転移した。難しい作業になる。アンソン平原に住所はない。ジムラート商店で書かれた住所もアンソン平原中央の楠の木の根本とあった。ジムラート商店の近くで探した方が当たる可能性がありそうだが。怪しまれるだろう。楠は何本もある。どのくらいの近さで反応するのか検討もつかない。果てしない作業だ。
王都の冒険者ギルドに一度だけ顔を出した。燃えた跡が残っている。討伐でもないし報告の義務あるわけでもない。死ぬつもりもないからいつか戻って来るし、燃やした件も謝るつもりもない。ただしばらく不在にすることを伝えたいだけだ。受付に声掛けるとギルド長がお呼びです。と言われた。ギルド長はソファーに座り向かい席を勧めた。私は天空の城から来た少女と会い天空の城へ行くつもりだと告げた。
「5年前にはほんのガキだったのに今では当代一の冒険者だもな。この間は本当にマイクに殺されると思ったよ。」
思い出話や今後の予定を告げた。そして、
「こんなこと言うと変に思われるかも知れませんが、私とその少女は繋がりがあるそうです。やがてこの国に大きな災厄があるそうです。私とその少女はそのために呼ばれたそうです。」
ギルド長はゆっくり頷いた。
「お前ほどの英雄ならそんなこともあるだろう。力になれることがあれば何でも言ってくれ。」
と言ってくれた。ギルド長にしばしの別れをした。
転移拠点捜索は一向にらちがあかない。マリエールとマイクに諦めの色が浮かんだ頃、マリエールの頭にカッチと言う反応があった。慎重にことを進めるこの木で間違いないだろう。少しづつ動いて反応の強弱を見る。少しづつ強くなって行く明らかな反応だ。最強の反応が得られ地点でギルドで知った言葉を唱えた。場所が変わった。明かり何もない場所だ。とにかく一旦出よう。マイクが心配している。地上出るとマイクが寄って来た。
「転移拠点が見つかったわ。やっと彼女に会える。」
転移拠点が見つかった。これで彼女に会える。




