写真判定
写真判定の結果はケイオウに軍配が上がった
ハナの差だ
場内がなんとなくホッとしている
「いや、悔しいすねえ!」
「ミホの首が上がったところがゴールだったからなあ。逆なら勝ってたよな」
「いいもの見せてもらいました。すげえ勝負根性」
「実力は見せられたと思いますから」
ミホちゃん、悔しさは隠し切れないようだが
勝ったも同然
というより
勝負内容はミホノソヨカゼの方が強かったぞ
「2着だから複勝は当たったしね」
女神様が慰めているが
私は内心複雑であった
確かに感動的なレースだったと思うが
走ったのは馬自身の意思じゃないもんなあ
馬は走らされただけで
そーゆーものに感動覚えていいのだろうか?
「哲学はやめなよ。今回、テツガク多過ぎだよ」
女神様が思考停止してくれたが
ふと気になり
掃除のおじさんの様子を見てみた
黙々と仕事をしている
そのうち名前がつくかもな
「いいレースでしたわね」
お嬢様が現れた
「また負けてしまうのかな、と思ってしまいましたけど。勝ててよかったわ」
ホホ、と口に手を当てる
「それじゃ、セレモニーがありますので」
立ち去ろうとしたが
「あのう、高校でもソフト続けるんですか?」
ミホちゃんだ
勝ち逃げは許さん、てことか?
「そうね、決めてないけど。一貫校でも高校になれば勉強も増えるでしょうし」
「自転車は興味ないすか?」
なんだなんだ、どうしたユウキ。
「自転車?』
「この間の試合見てて思ったんすけど、何でもできそうな方だなあって思って。競輪はギャンブルかもしれないすけど、自転車競技は正式なオリンピック種目スよ』
「そうなの?』
爺や(執事かな?)を振り向く
目線をユウキの顔に戻し
その目でミホちゃんを見た?
再度ユウキの顔を見るとニッコリ笑って
「そうね、ちょっと興味湧いたかも」
行ってしまった
なんだそれ!
ミホちゃん?
「あのー、ユウキ先輩」
「ん?」
「競輪選手って、なるのムズカシイですか?」
なんだそれ!暴走するな!
第五話に続く!第五話はどうなるのか見当もつかん!