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青龍と金龍

西の赤龍ペンドラゴン、東の青龍ヤマタノオロチ。

崩壊しかかった世界を救った二匹の龍。

今は世界は安定しているが世界の6割が人の住めない土地、『魔地』となった。

そして魔地には急に湧き出した魔物によって奪還が困難になっていた。

龍が現れた場所は元日本と元イギリス。

それぞれ名前が変わり『ヤマタノコク』と『ドラゴンコク』となっている。

ヤマタノコクに青龍が。

ドラゴンコクに赤龍が。

そしてそれぞれの加護を受けしものは『ハンター』として土地を取り戻すべく、魔物を狩っていった。



ヤマタノコク 旧首都 トーキョー出身

佐々木未来 男 18歳

夢はハンターとなり土地を取り戻しヒーローになること



俺は夢への第一歩のため、ハンターになるべく加護をもらいに『青穴』に行く。

『青穴』。

それは青龍ヤマタノオロチが住むと言われる穴の通称。

赤龍は『赤穴』と呼ばれている。

そしてこれは卒業試験でもある。

ハンター育成学校。

それが俺の所属しているハンターになるための学校である。

「はっははー!未来!いよいよだな!」

興奮して話しかけてきたのは幼馴染で親友の高先飛斗たかさきひと

家が向かい側だっていうだけの幼馴染だが俺と飛斗は互いに一番信頼している。

飛斗の両親はSSS級ハンターでヤマタノコク最強のギルドで、最強と呼ばれる夫婦だ。

勿論飛斗もパーフェクトヒューマンで成績優秀、身体能力も馬鹿にならないくらいに強い。

学年トップの実力者だ。

俺は真ん中くらいだけどな。

俺達は青穴に進む。

青穴の場所は現首都のセイト。

セイトの中心地に青穴があるのだ。


青穴に到着。

青穴を囲む壁。

入り口には何人もの職員が。

荷物チェックや許可などを調べて長い時間をかけてゆっくりと皆が入っていく。

中に入ると青い鉱物に囲まれた穴が見えた。

この色も青穴と呼ばれる由縁である。

そして一本飛び出した岩の上で祈ることで加護を受けることができるのだ。

学年トップの飛斗が先に行った。

イケメンが祈る姿は絵になるな…

お、青い光が飛斗を包み込み吸収されていった。

すると立って戻ってきた。

「やったぞ!俺、『剣魔帝』だった!」

「凄いな!流石だな!飛斗!」

「はっはは!未来も強い加護を得ることができるさ!なんだって俺の親友なんだからな!」

「おう!」

どんな感じだったかを聞くと暖かい光が包み込んでくる感じだと言っていた。

取り敢えず一番最後に行く。


岩の上。

下が全く見えない。

膝を付き祈る。

するとふわり、と。

暖かな光が集まってきた感じだ。

『ふむ、良い。妾は運命に出会えたようだな。汝、妾の番となれ。』

へ?

番…?

…強く、なれますか?

『汝は強い。それをさらに伸ばそう。汝の器は龍に匹敵する。』

龍に…?

……番…俺の番。

姿はわからないけど、安心できる気がする。

つ、番になります。

『うむ。良し!ミライよ!妾の運命よ!妾の番よ!汝の力を、ミライの力を覚醒せよ!』

すると俺の体が光り、体の底から力が溢れてくる。

『種族 金龍

 能力 雷

 加護 原子操作』

目を開く。

声が聞こえなくなった。

だけどいつでも話せる気がする。

取り敢えず岩から戻り飛斗の所へ。

加護の結果は『電気操作』としておくことにした。


加護を受け取ったとき、自分のステータスを見ることができるようになった。

そこで能力と種族を調べれた。

種族 金龍は雷を司る龍、全てを操り全てを知る。

雷 電気や雷だけでなく電子から操れる。

これはチートというやつか?

後で飛斗に教えておかなくっちゃな!


因みに加護を受け取れた者は約半数であった。

受け取った者は卒業、受け取れなかった者は卒業なしで職に付く。

卒業せずともハンター育成学校を3年通っただけで世間から期待の目が向けられる。

卒業者は卒業後ハンター登録をして何処かのギルドに所属するか新しくギルドを立ち上げるかの者に分かれる。

まぁ大抵は所属することを選ぶ。

何故なら立ち上げる場合は大量の金、土地、人が必要だからだ。

そんなものを持つものは成功したハンター位だ。

最初から作るハンターは初期時代以外にはいない。

出来るといえば親の力位か。


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