表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/755

村に戻ります

今日もありがとうございます。やっと、このネタも終わりを迎えます。ジブリというと宮崎アニメという印象が強い(私の思い込みかも?)ので、せめて違う世界でおおいに受けて欲しい、と思う気持ちがあります。今も戦火の国々で、例えばシリア内戦にさらされている人たちが「火垂るの墓」を見ると、皆さん泣いてしまうのでないかと考えます。ただ、為政者は見ることはないでしょうけど。

 さて、時間は過ぎ、あっという間にマリヤ様の前で、とっておきの『火〇るの墓』をご披露する時が来ました。

 マリヤ様は昨日の浦島太郎の大ハズレ話を聞いているせいか、かなり心配そうな顔を覗かせていますが、基本は期待してますという感じがします。


 それにしても、この大人数は何でしょうか?昨日の今日で、どうしてこんなに集まるんですか?オレの存在って、秘密じゃないのですか?って、横のポリシェン様を見ると顔が引きつっていますけど。やっぱり聞いていなかったんですね、こんなに人が集まるなんて。でも宰相家ですから、文句も言えないですね、こめかみがピクピク引きつってますよ。顔面神経痛の症状ではありませんか?


「マモル、よく来てくれたわ」

 マリヤ様は今日もご立派なドヤ顔で、誠にありがとうございます。

「すみません、マリヤ様、このような大勢の方の前でお話するとは思ってもいなかったのですが?」

「あら、私はマモルのお話が面白いからって、みなさまを誘っただけですから。だって、おばあさまでしょ、お父様とお母様、お兄様はお仕事でいないから、妹、あと叔父様と叔母様といとこが二人で、たった8人じゃないの?

 他の方にもお声を掛けたけど、都合が悪いからってお断りされた家が2つあったの。ふん、本当に残念だわ。それに執事とメイド長を入れた方がいい、とポリシェン様がおっしゃっておられたので、特別に2人も呼んだわ。いいわよね?

 さぁ聞かせてちょうだい。ロミオとジュリエットよりずっと面白い話をお願いね!!」

 はぁ~~マリヤ様はオレの事情なんて、何も聞いておられなかったし、仕方ないですね。


「では始めます。あらかじめお断りしておきますが、この話は作り物で現実にあったことではないことをご了承ください」

 と言うと、皆さん『なんだ、そうなのか?』という顔をされる。吟遊詩人の語る話はほとんどが過去の英雄の業績を語るから、事実を伝えるのが当たり前と思われているらしい。前に座っていらっしゃる女性陣の胸元の露出度がすごくて、目のやり場に困ります。この世界の上流階級って、正装に近くなるほど、胸元の露出が極端になり、大事なのが見えるか見えないか、どれだけ胸を盛るか(想像です)の勝負をされているような気がする。足下は足首さえも見えないようにするのにね。


「この話は、とある辺境伯領が舞台で、貧しくも慎ましく幸せに暮らす、騎士爵の主人とその妻、11才になるミハエルという真面目で責任感の強い息子、4才になるナターシャというちょっとお転婆だけど愛らしく可愛い娘、あと老執事と老メイドの6人で暮らしておりました」

 と話していきます。やはり、この方々もこの手の話を聞く機会が少ない方々で、『辺境伯領』という触れ込みをしただけで、親近感が湧き真剣に我が事のように聞いて頂けるようです。


 そして一気に全部通して話してしまい、1時間30分ほどで終えました。

 予定通り、皆さん泣いておられます。マリヤ様、さっきまであんなに意気軒昂だったのに、今はお母様のスカートに顔をうずめて泣いているじゃないですか!?


 このまま、ここにいてもろくなことが起きないような気がするので、さっさと退出します。さぁポリシェン様帰りましょうよ。おっと、ポリシェン様は2度目なのだからもう泣かないでくださいよ。

「皆様、失礼致します」

 と小声で挨拶し、ポリシェン様の袖を引張りながら、ささっと廊下に出、玄関に向かいます。そこへ執事さんが出てきて案内してくれます。さすが、プロ意識の高い人は違います。でも顔が涙まみれです。

「マモル様、お恥ずかしいところをお見せして申し訳ございません。こちらが玄関でございます」

「お気を使わせて申し訳ありません。でも、この話を聞くとたいていの方は泣いてしまわれますので、お気を使われないでください。ポリシェン様のおうちで話をしたときも、イワンさんとレーシさんは号泣しておられましたから」


 ウンウンとポリシェン様は頷きながら、

「そうだったな、男はともかく女は中々泣き止まないから、広い心を持って対応しないと、後が怖いぞ。特に執事とメイドは自分が当事者のような気持ちになるお話であるから、無理もないな」

「そうでございますか、ありがとうございます。今夜のお礼については、また別の日にお送り致しますので、今夜はこれでお帰りくださいませ。ありがとうございました」

「はい、ありがとうございます。マリヤ様にはもう、ポリシェン様のお屋敷に突撃されないよう、お伝えください」

「......申し訳ございません。マリヤ様の心にさらに火がついてしまったような気がします。一応、お伝えしますが、保証は致しかねます。かえすがえすも申し訳ございませんが......」

 と送り出されて、無事帰宅したのでした。


 帰宅すると奥様とカタリナ様が待っていて『どうだった、どうだった?』とポリシェン様に聞いてきます。ポリシェン様は少し優越感の顔でとくとくと話をされます。

それを奥様とカタリナ様は喜色満面で聞いておられます。

 横に来たイワンさんが小さな声で

「貴族様は人前で涙を見せるということが、あってはならないのです。ですから、前回マモル様のお話で、内々ではありますが皆様が泣かれたことが決して不名誉でなかったということを、今日のお話で確認されまして、喜んでおられるのです。

 なーるほど。


 それはともかく、これでお話するのが沈静化すれば良いのですがね。最悪に備えて『ふ〇りのトトロ』を準備しておこうっと。


 翌朝、ブロヒン様からすぐに打ち会わせたいと連絡があったことを聞き、今日はポリシェン様邸にいらっしゃるということで待つ。ポリシェン様も一緒に話を聞くということだが、ポリシェン様は騎士隊の隊長の仕事があるんじゃないの?大丈夫なのかしら、オレにばかり、関わって良いのですかね?


 ブロヒン様がいらして、いろいろ話があった。この件はポリシェン様が担当となり進めるということ。宰相側の担当者がブロヒン様になり、バックアップするとのことで、一度現地に行って、状況を見てみないといけないだろう、という話になる。すごいですね、三直三現を実践されるなんて。

 お貴族様は領都のお屋敷にじっとしていて、あれやこれやと現地に指示だけ出し、上手くいったら自分の手柄、失敗したら部下の責任にするのかと思ってた。

 それで、いつ出発するんですか?と聞いたところ、明後日だという。オレはいつでも行けるけど、お2人がそんなに身軽というのは驚きました。でも、フットワークの軽い指揮官が失敗することって少ないような気がするな。どんなにお願いしても、現地に行くのを渋る上司を持った事業は必ず失敗すると、オレの短いサラリーマン生活で感じているもの。


 あ、一つ聞いておくことあった。

「ブロヒン様、一つ聞きたいことがあります」

「なんだ、宰相様のお屋敷でのお話の評判か?」

「いえ、そんなことはどうでも良いことです」

「なんだ、つれないぞ。宰相様はご自身が聞かれなかったことを、非常に悔やんでおられたそうだ。お屋敷に帰ってきたら、家族の皆様や使用人までが泣いていて、どこぞで不幸があったのか?と思われたそうだ。原因がマモルのお話ということで安心されたが、今度は自分で聞いてみたいものだと話しておられたぞ。

 できるなら、我が家でも一度話をしてくれないか?私は一度、妻の泣く顔を見てみたいと思ってな、ははは」


「いえいえ、あの話はもう良いですから。話はそのことではなく、ある虫のことです。私のいた世界ではカイコと呼んでいたのですが、ジンは確か丸ムシと言ったか、虫の長さがこれくらいで、直径がこれくらいの丸々として、桑の葉を食べる虫のことです」

「マモルが言っているのと想像したものが同じかどうか分からないが、ミドリムシのことでないだろうか?ポリシェン、分かるか?」

「よく分からんが、多分そうであろう。あれがどうかしたのか?」

「はい、あの虫が絹糸の原料を出すことはご存じでしょうか?」

「いや、知らん。あいにく私だけが知らないのかもしれないな。ポリシェン、知っているか?」

「知らんな。あれは食べるものとばかり思っていた。煮ても焼いても旨いという、貴重な虫だな。私は大好物だ」

「そうか、私もあれが好きなのだ、なんだマモルもあれが食べたいのか?ポリシェンの家ではマモルに食べさせてくれないのか?なら、我が家で腹いっぱい食べさせてやろうか?」

「いやいやいや、申し訳ありませんが、あれは大の苦手で口に入れるのも憚られます。いや、話が脱線しました。アレは桑の葉を食べるだけ食べると白い糸を出して繭というものになります。その繭の糸が絹織物、生糸の原料なのですが」

「ほう、そうなのか、あいにく私は繊維については詳しくないので、担当の者に聞いてみよう。マモル、ミドリムシを食べさせてやるから、我が家に来てお話なるものを聞かせてくれ」

「いやいや、遠慮させていただきます」

とブロヒン様は上機嫌で帰っていった。


 明後日、村に行くということで、ブロヒン様が帰られてすぐ、屋敷の人が準備のため忙しく動き始めた。今度は村に数日いることになりそうだから、それなりの準備も必要のようだ。途中のミコライという街で調達すれば良さそうなのに、そこでは食料を購入するので衣類などを持って行くそうである。

 その夜はカタリナ様にせがまれて、ふ〇りのトトロをお話した。多少、おかしいところもあったようだけど、まぁ満足して頂けた模様です。

 

 あっという間に村に出発する日となりました。やっと外に出れます。ポリシェン様宅とリューブ様宅の往復だけというのはほんとうに辛かった。25才の若い身体を持て余し、なんど若いメイドさんにちょっかいかけようと思ったことか。昔みたいにブラックな環境で働いていれば、立つものも立たなくなり、立つことも忘れてしまうけれど、今はアンとノンに復活させられ、なおかつ食事と寝床と睡眠を十分供給されていれば、それは精力だけが余るというものです。

 夢の中のパラダイスが、目覚めれば単なる夢であり生暖かい下半身に『Clean』を使うという虚しさ。あの村の劣悪な環境は戻りたくないけれど、アンとノンに会うなら、ほんのちょっとならいいか?と思わせられます。性欲って、恐ろしい。


 領都から問題もなく移動でき、ミコライの街に着く。

 ポリシェン様のお屋敷を出てすぐ、マリヤ様の馬車とすれ違ったような気がしたけれど、あれは気のせいか?

 例によってお2人はオレとは違う部屋に泊まられ、食事も別、もしかしたら宿の外に遊びに行かれたかも知れない。オレはまた、前回のオバチャンに粉を蒔かれ、万が一が起きたらどうしようと思いながら朝を迎えた。でも、これだけ禁欲が続くと、あのオバチャンでもいいか?とチラッと思ってしまう自分が怖い。自分の守備範囲っていったい、どのくらいなのだろう。


 朝起きると、雨が降っていた。ジンがいれば、どのくらいで天気が良くなるのか分かるのに、お2人には分からないらしい。雨の中を移動しなければならないほどの強行軍でもないそうで、今日は宿で待機となる。明日も雨なら出発するが、今日は保留ということらしい。訪問団の皆様は、突然降りてきた休日に戸惑いながらも、喜んで可愛い女の子のいるところで朝っぱらから行く人もいるようだが、金を持たないオレはぽつねんと部屋で過ごす。魔法の練習も十分やり、剣の練習は雨のためできないので、することもなくなり食堂に降りる。


 すると玄関から、知った顔が入ってきた。

「こんにちは、ここにポリシェン様はいらっしゃいませんか?」

 なんと、前に賊に襲われていたところを助けた(オレでなくポリシェン様が)ロマノウ商会のセルジュ会頭だった。よくいるのが分かったね、と思うけれど偶然にしてはできすぎているような気もする。独自の調査網やらネットワークやら持っているんでしょうね。


 呼ばれて、上の階からポリシェン様とブロヒン様が下りてきた。お2人ともすることがないのだろうけど、セルジュ会頭の相手をされている。

 まぁ、当たり障りのない社交辞令だらけの会話をされているけれど、セルジュ会頭が「どうしてこの街に来たのか?どこまで行くのか?目的は何か?」と聞いてきた。

 お二人はセルジュ会頭に対して、国境付近まで行くと説明する。目的は国境が移動していないか確認するためで、隣国の使者も国境で待機していると言われた。

 セルジュ会頭は何か金の臭いを嗅いだのか、詳しい話を聞こうとするが、2人は取り付く島もない態度である。セルジュ会頭って、タイミング良く現れ、うまく突っ込んでくるなぁ。やり手の商売人の鏡だね、こういう人を相手にしていると、オレみたいに空気の読めない営業マンは連戦連敗が当たり前だわ、と感心してしまう。


 と思っていたら、お二人の見方は違うようで

「あれがロマノウ商会のセルジュか。なぜ、こんな所にいるのだ」

 とブロヒン様はあまり良い印象を持たれなかったようで、

「分からない、もしかして何か金の臭いを嗅ぎつけてきたのかも知れない」

 やはりポリシェン様も同じようで、

「やがては、どこかに開発を1枚噛ませることになると思うが、今はまだ早い。こんな所で偶然ということはないはずであるから、やはり感づいたのであろうな。儲け話に1枚噛ませてくれ、金を出すから口も出させてくれ、ということか」

「とにかく今は注意しておこう」

「そうだな。おぅ、マモル、そこにいたのか?雨の休日なので、どこにも行かず宿で過ごしているのか?」

「はい、どこに行くにも金がありませんので」

「そうか、それは仕方ないな」

 あれ、面白いところに連れていってやる、という流れがかすかに見えましたが。

「それなら、1日宿におれば良かろう」

 あ、つれない。これはチャンスだから聞いてみよう。


「お2人に聞きたいのですが、この国に魔法使いはいるのですか?」

「魔法使い?私の知る範囲では魔法使いがいると聞いたことはないが、マモルのいた世界にはいたのか?」

 ポリシェン様はちょっと嫌な表情をしたけど答えてくれ、質問を返された。

「自称魔法使いはいました。ただ、本当に魔法が使えたかどうかは実際に見たことがないので分かりません」

「マモルの世界の魔法使いというものは、どんな魔法が使えるのだ?」

「魔法と言っても微妙なのですが、未来予知できるとか、病気やケガを治せるとか、火を出すとか、水を出すとか、風を起こすとか?」

「ほう、スゴいな」

「病気やケガを治せるというのも役に立つが、どれくらいの数の魔法使いがマモルのいた世界にいるのだ?」

「それは分かりません。実際、魔法使いに私は会ったことがないので。というか、私のいた世界では、異世界に転移してそこで大魔法を使って、魔王を退治したり魔界を征服したりするという物語があるのです。それで知っているだけなのです」

「ほう、それはすごいな、マモルの世界に魔王や魔物がいるというのは驚きだ」

「いや、それは話の中だけの世界ですから、実際にいるわけではありません」

「そうか、それなら、どうしてそんなに詳しく知っているのだ。マモルの話を聞くと、マモルが見たことがあるような口ぶりだったから、つい信じてしまったぞ。それでこの国に魔法使いがいるのか?という質問だが、分からないな。私は見たことがない」

 ポリシェン様とブロヒン様は顔を見合わせる。


「私も知っている限りは、いないな。もしいると、その者がどのくらい魔法を使えるかにもよるが、生きて行くのは大変だと思うがな。この国では魔力を持つ者が為政者にとって邪魔な者と思われたことがあって、昔魔力を持つ者を集めて処分したことがあったのだ。そのときに、取り締まりから逃れた者が残っている者がいるかも知れないな。けれど、周りの者と明らかに違う能力を持って、周りとうまくやっていくのは大変だと思うぞ。人の見えない物が見えたり、できないことができるというのは、本人よりも周りの目が厳しいだろうな」

「そうですか、私は最初、この世界に来たとき、多くの人が魔法が使え、魔法学校があって、教えているのか?と想像していました」

「それはスゴいな。魔法を学校で教えてもらえるのなら、私も行ってみたいぞ」

「私も行ってみたいな」

 と言うことで、お二人からは何も情報は得られませんでした。知らないのか、知っていて隠しているのか、知っていてもトップシークレットですよね。


「もしかして、獣人とか魔人とかエルフもいませんよね?」

「獣人?魔人?エルフ?なんだそれは?マモルの世界にはいるのか?どういう生き物なのだ?」

「それは聞いたことがないぞ。説明してくれないか?マモルは我々の知らないことを、どれだけ知っているのだ。驚かされてばかりだぞ」

 いや、あくまでも想像上の産物ですから。聞かなきゃ良かった。

「全部、物語の中に出てくる生き物ですから、聞かなかったことにしてください」

「物語、ということは実際にはいないということか?しかし、誰がそのような物語を作るというのだ。マモルの住んでいた世界は、私たちの住んでいる世界とはずいぶんと違うのだな、不思議な世界だ」

「そうだな、昔の『降り人』の資料を見ていたら、馬がいなくとも走る馬車とか、空飛ぶ船とかあって、文明技術がかなり進んでいるように感じていたが、マモルのいた世界は私の読んだものとは違うようだな」

 いえ、多分同じです。異世界ノベルに染まっているオレが問題なだけです。

「その『降り人』の情報は割と正確だと思います。私の知識に偏りがあるのだと思います。それでは燃える石とか燃える水とかはありますか?」

「それはあるぞ、燃える石は真っ黒な塊のことであろう。燃える水は水というより、もっとドロッとした黒い液状のものだ。辺境伯の山の方で少し採れるが、使い道がなくて使われていないが。とんでもない奥地にあると言われているぞ。人も行けないような場所らしい」

「なるほど。それらの使い道は私もよく分からないのです。聞いてみただけです」

 一応、あることはあるんですね。おいおい、使い道を考えていきましょう。


 あーーーヒマです。誰かオレに遊ぶ金をください!


読んで頂きありがとうございます。

こんなチマチマした小説を書いていると、ごく普通の高校生が転移して、何でも魔法が使えて怖い物知らずの無双をして、転移先の世界のみんなが迷惑して困るというドカーーーンと派手な小説も書いてみたいと思います。人の人権無視して転移させといて、自分たちの正義感を振りかざしておいて、無理矢理協力せよ、なんて言われて「ハイ」なんて言えるわけないですよね。テレビない、スマホない、ウォシュレットない、コンビニない、日本食ない、って何も楽しみのない世界なんて、なくなってしまえ!!というのが普通ですよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ