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プロローグ 「その日、少女は恋に落ちた」
こんなの……こんなのおかしいわ。
心が、体が、フワフワしてちっとも言うことを聞いてくれないの。
どうして貴方から目を離せないの?
どうして貴方を見ているだけで、こんなにも胸が高鳴るの?
まるで、私が私じゃなくなってしまったみたい。
あぁ、愛おしい。
貴方を構成している全てが愛おしいわ。
クセ毛の金髪も、宝石みたいに輝く瞳も、春の日差しみたいに優しいその笑顔も、
貴方と過ごすこの時間も全部全部全部――愛おしい。
でも、それが苦しいの。
貴方と出会えたことが、貴方と過ごす時間が、嬉しくて、楽しくて、幸福なのに。
同時に、痛くて、悲しくて、切なくて、もどかしい。
もっと私を見て、もっと私に話しかけて、もっと私に微笑みかけて、もっと私に触
れて、もっと私のことを想って、もっともっともっともっともっともっともっとも
っと――私を幸せにして。
お願いよ、私の……私だけの王子様。
初手ポエム
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