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勇者の炎  作者: 作士心奪
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片目の理由 前編


 俺は死んだ。


 ある日の昼下がり、会社帰りでくたくたな俺はゆっくりと歩いて帰宅していた。

 すると、いつもの公園からバッと子供が飛びだしていった。


 ボールを無邪気に追いかける子供、あの子の目にはボールしか映っていない。真横から接近する居眠り運転のトラックなんぞ視野の外。


 やばい


 そう思った瞬間。俺はすでに子供を突き飛ばし身代わりとなってトラックにひかれた。


 全身に走る激痛に歯を食いしばり、衝突の勢いのまま体をゆだねた。

 フッと勢いが止まる、目を開けると俺はあおむけに倒れていた。体を起こそうにも動かない、全身打撲もしくは骨折だろう。


 この不運にため息をつこうにも体が痛くてつけやしない。あおむけで自分がおそらくひかれたであろう場所に目を向ける。

 そこには、トラックから出ていこうとするおっさんに子供。どちらも重傷を負った俺ではなく俺の上にある何かに目を向け指をさしていた。


 なんだ?


 真上を見ると。


 大きな鉄骨が俺に降りかかっていた。


 ああ、しんd

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