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戦うダンジョン!  作者: 狗吉
第二章:冒険者、佐藤祭の物語
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ダンジョン、一般解禁!

この前書きが鬱陶しいかも居れないので、次からはやめようと思います。


「うーん、なかなかステータス上がらねえなぁ……」


ステータス板を前に俺は悩む。

スケルトンを倒したあとも、俺達は一時間近くモンスターを倒していたのだが、一向にステータスが上がらないのだ。


倒したモンスターは、二人でゴブリン12体にスケルトン20体。

少ないかもしれないが、これが現在のダンジョンのリスポーン限界らしい。


「私は、++だった所だけ上がったよ。」


詩音は力と知力が上がったらしく、少し嬉しそうな声音だ。


この知力は、テストとかの勉強には余り関係なく、少し記憶力が良くなるだけらしい。

力は試して見たが、D-だと詩音を背負っていつも通りに歩けるレベルだった。

何故か顔が赤くなっていた。

熱でもあったのだろうか?


「私、そろそろ帰るね。」


そんなことを考えていたら、詩音がそう切り出してきた。

時刻は7時半頃だから、確かに帰るべきだろう。

朝食もあるだろうし。


「おう、そうか。じゃあな、詩音。」


「うん、じゃあね。」


詩音はもう大分呼び捨てに慣れたらしく、通常通りに返事ができるようになっていた。

うん、慣れはいいことだと思う。

簡単に別れを済ませたあと、俺は独り言ちる。


「そろそろだな……」


少し遠目に見ると、ダンジョン目掛けて多数の人が近づいてくるのがわかる。

おそらく、魔素に切れてきたのでダンジョンに気づいた報道や安全性を確認する自衛隊とやらだろう。

なるほど、自衛隊というのはミリタリーな服だけじゃなく、紺色で金のバッジの着いた服や帽子をするのか……


「俺もそろそろ戻りますかね。面倒事には巻き込まれたくないし。」


そう言って、念話でイズモに呼びかける。


『イズモ、俺を回収してくれ。』


『承知致しました、マスター。』


承認の声とともに俺は光に包まれる。

マスタールームに転送される合図だ。



〜ダンジョン・マスタールーム〜



「お帰りなさいませ、マスター。」


白と黒の秘書スーツの姿でイズモが頭を下げながら言う。

こういう所はかっこいいんだけどなぁ……


「お帰りなさいませ、ご主人様♡」


「……ヴィラは何をやっているんだ?」


ヴィラは黒と白で所謂メイド服?ってやつに身を包んだ姿でスカートの端をちょんと持ってお辞儀してくる。


「はぁ……マツリはやっぱりリアクションが薄いねぇ……」


あからさまに溜息をついてやれやれと肩を竦めるヴィラは、前より人間味が増した気がする。


「どうしたんだ?ヴィラは。」


「よくぞ聞いてくれました!私は最初、ほんのちょっとの興味だったのです。ですが私は!……深みに……ハマってしまったのです。」


要するに、日本の文化に少しだけ触れてみたらどハマりしてしまったらしい。


「で、その格好はなんだ。」


「これはコスプレと……ってそんなことを言ってる場合じゃないでしょ!」


「おぉ……これがジャパニーズノリツッコミってやつか……」


俺が日本文化に取り憑かれたヴィラに慄いていると、イズモが軌道修正をしてきた。


「マスター、ヴィラ様、そんな事をやっている場合ではありません。」


「「はい、すいません。」」


イズモが至極真っ当なことを言ったので、俺達は素直に謝った。

するとイズモが、


「ああっ♡従順なマスター♡こ、これも……イイッ♡」


なんか謝ったのが馬鹿らしくなった俺達は、本来の目的である、ダンジョン入口のモニターを覗く。

そこには、ダンジョンを規制している自衛隊?の人と報道陣が、押し合い圧し合いしていた。



後書きは続けます。


投稿日は、月曜・水曜・木曜とその他時々でやっております。


あっ、あと面白かっt(ry

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