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赤龍と白銀  作者: ITTO
第1部
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第4話 夢の中の僕

なんだ?これは?夢?


戦いは永遠にも思えた。実際には1時間も経っていない。

仲間はもういない。力の差も絶望的だ。


(力を欲するか?)


いらない!お前の力は使わない!


大切な人を守ると決めたんだ。


(だが、それもあいつを倒さないと叶わないぞ。)


それでも!僕は!


まだ昼なのに流れ星が・・・。


まさか!!


エレ・・・ノ・・・ア?


僕はこんな事望んでない!!


(いや!君は解っているはずだ!!この世を救うために彼女がその命を差し出したんだ!!)


「ハハハ!!非力な人間が何ができる?」


チクショオオオーーー!!!世界を救うんだ!!僕が!!


天に請う我が誓いは光になりて悪しき闇を払う剣とならん。

地に請う我が願いは我の物だけに非ず。


「無駄だ!!」


悪しき者を払い退ける力とならん!!


「無駄だよ・・・忘れたのか?君が私を神にしてくれたんだ。」


我が願うは我を裁かん!!サウザンドブレイク!!


「まさか!!自分に?」


ああ。そのまさかだ!!貴様は神なのだろう?しかし僕が居なくなればどうなる?


「くっ!!そんなことはさせ・・・・」


ああ。エレノア・・・僕もいま逝くから悲しまないで。




おかしい・・・なぜまだ生きている?かろうじて意識もあるが極大魔法を自身に打ち込んだんだぞ。




ジャラ・・・ジャラ・・・


幽かに何かが見える。


グッ・・・なんだこの鎖は!!


『少々驚いた。まさか君が自己犠牲で世界を救おうとするなんて。しかし君は死ねないよ。』


貴様なぜ!?


『この鎖は契約の証だ。』


契約だと?


『そう君は僕と契約したんだ。』


そんな覚えはない!


『否!!君はしたんだ。正確には君ではないが・・・まあ君がしたことに違いはない。』


『鎖につながれ、身動きも取れず、死ぬことも叶わない。そこで永遠に眠るといい。』


せめてお前だけでも・・・。


(リュウ・・・我が主よ。我に力が足らなかったばかりに・・・すまん。)


『何を見ている?今更こんな剣がなんの役に立つ?』


『おお!そうだった!所有者を選ぶんだったな?手には持たない。』


次元の狭間に捨ててやろう。


『さあ!!これで世界は我の物だ!!ハハハハハ!!』


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