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赤龍と白銀  作者: ITTO
第3部
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エレノア3

デートを誘ってはみたもののしたことが無い、これが初めてだった。

「あの・・・実はこれが人生で初のデートでして。」

「私もです。じゃあ、あそこの丘に行きましょうか?」

町から少し離れた小高い丘には一本の木が植えてあった。


「これは良い眺めだ。」


「でしょ?ここは私のお気に入りの場所で好きな人と必ず来るんだって決めてたんです!」

そう言うと顔が真っ赤になった。


「これから僕とずっと!年を重ねても変わらないと思う。だから僕とこれから先もずっと一緒に居てくれませんか?」


「よろしくお願い済ます。」



酒場に行くとその場の空気でわかった。


「そうか見つかったか・・・。」


「別にこのままここに居てもいいんだぞ?」

「龍が洞窟に入るのを確認した。仕事の時間だ。」


皆が頷く


龍が入った洞窟は難易度もそう高くない。しかし龍がいるだけで最高難易度に変わる。

生きてい帰れる保証もない危険な仕事だ。

洞窟の入り口に立つと中を確認する。浅い階層にはいない様だ。

音に敏感な龍もいる。音を立てない様に静かに進む。

洞窟は螺旋状に下に続いていた。しかし下を覗いても確認が出来ない。

「どこにいるんだか?」

「きっと最下層だろう。」

「でもここ5階層ほどしかないよ?」

「まあ行ってみたらわかるさ。」


第4階層から階段がないからロープで降りていくしかない。


目の前に龍を確認した。

「あれは卵か?」

次の瞬間、龍と目が合った。


(ほう・・・これは面白い。脆弱な人の子が我を狙うか。久しくそのような強者はいなかった。)


直接頭に語り掛けてくる。


(どれ相手をしてやろうか。)


「戦闘態勢!!生き残るぞ!!」




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