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嘘だらけの自分  作者: 霜月一護
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早まる気持ち、抑える気持ち

思ったより自分は行動的なようだ

異性との関わりが浅かったとはいえ、自分でも驚くほどの行動力だった。

自分は相手のことをあまり知らないのでまずは相手のことを知ろうとした。

美香とは別のクラスだった為、休み時間になると友達に話しかけたりしながら彼女の様子を見ていた。

大人だったらある意味ストーカー的な行動だった。

チャンスがあれば話しかけてみたり。

2クラス合同のイベントの時は控えめな彼女の性格の為、グループに入れなくなっていることを過去に見かけた。

そうすると、仲のいい陽平と一番親しい女子の優希を誘い、美香を招き入れたりした。

次第にそれが当たり前のようになり、仲のいいグループになった。

それをきっかけに、美香の癖、性格、好きなものを知る事ができた。

軽かった「気になっている」が本当の好きに変わっていた。

しかし、この時の自分にはまだ、もう一歩踏み出す勇気は無かった。



ある日授業が終わり廊下に出た。

向かい側から歩いて来る、青木悠太と萩野浩介が向かい側から歩いて来る。

しかし、擦れ違いざま青木から鳩尾を殴られ、萩野に脇腹を蹴られる。そう、俺、佐波一真はいじめに受けていた。

これは、日常の事だ、授業中先生がいなくなった時、休み時間、放課後、色んな時に暴行を受けていた。

勿論その様子を見ていて、止めた者、手を差し伸べてくれた人は誰一人として居なかった。

そうなれば、泣かず、声を出さず、ただ耐えるだけ、相手の気が済むのを待つのだ。大人にも相談ができなかった。


それが気がかりで美香に告白する気にはなれなかった。

彼女も標的になるのは嫌だ、暴行じゃなくても、悪口を言われ彼女を傷つけるのは嫌だ。

治るまでは、知らないフリをして、遠くから彼女を眺めるのでした。

初めましての方は初めまして、全話見てくれた方はお久しぶりです。ここで、自分が置かれている立場、その時の心境が語られました。最初相手が自分の事を好きだって知って恋愛に発展した人は共感できる人が多いのではないでしょうか。そんな共感を求めてこの話を書いて見ました。自分で書いてて甘酸っぱいな、なんて遠目から見てしまいます。でも、作者である自分自身もそうなって、自分で作った作品を見て、楽しみ、書いて楽しむと言うのは素人ながら思います。この気持ちを忘れずこれからも頑張っていくので是非、よろしくおねがいします

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