43、追跡調査
「なるほど、確かに足跡が続いてるな」
足跡を見つけたという地点に行くとそこには確かにあった。
それも俺が考えていたよりも遥かに多い、それこそ数えきれないほどの足跡が。
それらが町からどんどん離れていっている。
「この数はさすがに関係無いと言い切れないな」
さて、俺は今からこの足跡を追いかけていくわけだが一つ試したい事がある。
「鑑定!」
そう、鑑定先輩である。
この幾度となく俺を助けてくれた先輩ならきっと何か情報を得られるはず、俺はそう考え
対象名:足跡
しばらく前にできた。
対象名:足跡
しばらく前にできた。
対象名:足跡
かなり前にできた。
対象名:足跡
つい最近にできた。
対象名:足跡
かなり前にできた。
対象名:足跡
つい最近にできた。
対象名:足跡
つい最近にできた。
対象名:足跡
しばらく前にで……
「イァァァァアアアア!! 頭があああああぁぁぁ!!」
まるで頭に無理矢理物を詰め込まれている様な激痛に俺はその場に悶え転がる。
しばらく転がり回っていると痛みが和らぎなんとか立てるようにはなった。
はぁ、はぁ。
……まさかこんな罠が転がっているとは。
だが、一応得られたものもある、それは足跡がかなり前から有ると言うことだ。
情報の濁流のなかでなんとかそのことを捉えられた。
やっぱり鑑定先輩は違うな!
……これからはもっと慎重にしていこう。
「はぁ、とりあえずはぁ、これを追うかはぁ」
俺は少しふらつきながらも足跡を追っていく。
しかしすごい痛みだった。危うく漏らすところだった。
……あっ少し漏
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
その後は特に何事も無く、洞窟にたどり着くことが出来た。
しかし、かなり大きい。
てっきり一人だけが通れる程度を想像していたのだが、そんなもんじゃない。
恐らく2トントラックとかでも通れるだろう。
そして入り口には黒いローブの見張りが二人。
これも情報通りだな。
て言うか怪しすぎんだろ、ここまであからさまだと罠を疑うぞ。
まあ、それでもここに何かがあるのは確定だな。
足跡はこの洞窟の中へと続いている。
結局聞いた以上の情報は得られなかったな。
……さて、どうしようか。
このまま一人で突撃、でも良いのだがそれだと後々少し面倒くさい事になる。
なんせここは既にギルドマスターの耳に入っているのだ。
それが来てみると壊滅していました、だと俺達が怪しまれる事になる。
それに散々カコには迷惑を掛けたのだ、これ以上は掛けたくない。
それに、もしかしたら俺には気づけない事にもカコなら気づけるかもしれない。
……鑑定使えだって?
あんな事が有った後に使えるとでも?
「これは現状維持だな」
とりあえずは町に戻ろう。
日時計を見たが時間的には充分間に合うな、これなら説教を受ける心配もない。
俺は町への帰路へ着いた。
……汚れた下着を処理しないとな。




