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「くたばれ、クソ神様」  作者: 無脊椎動物
いざ、ブリフィアへ
43/117

38、まさかの真実

 神様の、一言でわかる前回までのあらすじっ!


「アラタ君が地面に刺さって死んで、ローリングソバット!」


「何一つ間違ってないが何一つ理解できない」


 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


「はっ!」


「クブォァ!?」


 ローリングソバットを受けた火の王はまるでギャグ漫画の様にぶっ飛んだ、そのままゴロゴロと転がっていく。

 どんだけ威力込められてたんだあのローリングソバット。


「ちょっ、え? ローザ!?」


「遺言は?」


「待って! タイムタイガペッ!?」


 シャイニングウィザード

 片膝立ちしている相手に対して、その片脚を踏み台にして相手の膝上に乗り上がり、すぐさま相手の頭部と顔面を狙って膝蹴りを繰り出すというもの。

 Wiki○ediaより


「我は火の王の僕、我が命ずる。業火よ、全てを包み込む業火よ。今ここに我の魔力を持って顕現せよ。」


「待って! 見てないでそこの人達は助けて!」


 俺は今何も見えないし聞こえない。


「ブレッシェン」


 ローザの放った凄まじい業火は火の王を包み込んだ。

 太陽、そう思えてしまうほどの圧倒的な質量を持った荒れ狂う炎の奔流。それは離れていてもチリチリと肌を焦がす熱、そして恐怖を周囲に振り撒いている。

 だが、その現実離れした光景は恐怖と同等、またはそれ以上の畏怖と美しさも振り撒き、俺達の目を離さないでいた。


「アッヅゥァァァアアアア!」


 そして火の王の悲鳴も。




「私言ったわよね? 今日はお客さんが来るって」


「はい」


 そこに居たのは先程の威厳が何処かに行ってしまった正座をさせられている少し煤けて煙を上げる火の王だった。

 この場合はあの炎に呑まれて煤ける程度の火の王が凄いのか、火の王に火魔法でダメージを与えたローザが凄いのか……

 両方だな。


「なのに何で爆睡しているのかしら?」


「はい、それについては大変申し訳なく思っております」


 え? 寝てたの?


「なあローザ」


「あっそうだ。ほら、連れてきたわよ」


「え?」


 俺達を驚いたような顔で見つめる火の王。

 連れてきた、って事は火の王が俺達を呼んだのか?

 しかし、一体何のために。


「……本当に連れてきたんだ」


「そうよ! これでやっと働く気になった?」


「ん? 今なんて言った?」


「まさか俺が言った(光の王を連れてこれたら働く)と言う言葉を本当に実行するとは」


「……ローザ、もしかしてこれだけか?」


「……ごめんなさい」


 そう謝りながらもこちらと一切目を合わせないローザ。

 うん、まあ、何て言うか、全身の力が抜けていくかのような感覚だな。

 あれだけ警戒してたのが馬鹿らしくなったな。


「いやいや~無駄なことじゃないよ」


「え、そうなの?」


「ローザにも言ってなかったからね~……つっ、くっ!」


 そう言って火の王はまるで生まれたての小鹿の様に立ち上がった。

 何で魔法より正座の方が影響でかいんだよ。


「おっと、それよりも自己紹介がまだだったね」


 火の王はわざとらしく咳払いをし、胸を張る。(with小鹿)


「俺の名はフランメ・ラングザーム。フランメって呼んでね」


「あ、ああ、俺はリヒトだ、よろしく」


「わたしはカコと言います。よろしくお願いします」


「ところでフランメ、無駄じゃないってのはどういうことだ?」


「簡単な話だよ。君達にお願いがあるんだ」

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