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「くたばれ、クソ神様」  作者: 無脊椎動物
はじまり、はじまり
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10、そして今に戻る


 かみさまの、前回までのあらすじっ!

 死んでしまった平凡な男子高校生の伊東アラタ(童貞)。そんな童貞君はこの容姿端麗、眉目秀麗、英瞬豪傑であるこのぼくことかみさまによって第二の人生を歩む事になった。

 そのためにアラタ君は平凡な男子高校生(童貞)➝光の王(童貞、引きこもり)に進化を遂げる(タラララッタッタッタ~)。そしてなんやかんやあって自分が助けた人に初めて対面する事に。はたしてどう なってしまうのか? そして今度こそ童貞を卒業する事が出来るのか? 乞うご期待!


 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽


「さて、もうそろそろかな」


 俺は部屋でカコがカミラを連れて来るのを待っていた。


「今度こそは恥をかかないようにしないとな」


「そうだね! じゃあこのぼくがビシッとかっこいい演出をしてあげるよ!」


「誰のせいだと思ってんだ」


 とりあえずはこいつの妨害をなんとかしないとな。


「……とりあえず何もす「リヒト君隠れて!」るなよ?」


「おい、どうしたんだよ? そんなに慌てて?」


「いいから! 早く身を隠して!」


 何だ?また何かの罠か? ……だがこいつが慌てた時はトトと戦った時ぐらいだ。


「時間が無い! 早く!」


 わざわざ身を隠さなくてもさっきみたいに見えなく……いや、待てよ。この学園は魔法も教えていた、だったら魔法のエキスパートだっているはずだ。もしかしてそのレベルになればあの見えなくなるやつが通用しないんじゃないか? ……だったら見られとまずいな。もしかしてそのことを言っているのか?


「……隠れるって言ったってどこに隠れるんだよ」


「クローゼットの中! 早く!」


 いやそれはまずいだろ。第一、カコに漁ったりしないって約束したし。


「もう部屋の前まで来てるよ!」


 あいつがそう言うと同時にドアが開いた。・・・仕方ないか!


 俺はとっさにクローゼットに飛び込んだ。



 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽



「……といううわけで今に至るんだよね」


「おい、だいぶ昔の事だから読者の方々がついていけないだろ」


「うっせー! 文句あっか!」


 逆切れすんなよ……まあそういううわけで俺は今クローゼットの中にいる。

 さて、どうしようか。


「ほんとほんと、どーしよー」


 ……なあ、転生時にチートにするって言ったよな。


「うん」


 カコの話からすると王と渡り合える人間は数えるほどしかいない。ということは、いくら魔法のエキスパートでもあの見えなくなるのが通用しないわけないんじゃないか。


「うん」


 言えよ!頭の中読めるなら俺がそう考えていた時点で言えよ!


「ごっめ~ん忘れてた~☆」


 うわっすっげー腹立つ。


「まあまあ落ち着いて現状の確認してみようよ」


 ……とりあえず今はどうやってごまかすか考えないとな。



現在地:クローゼットの中


外の様子:カコが俺を探している


ポイント:カコから漁らないでと言われている


カコからの信頼度:高いと推測される


心境:下着等がありドキドキするよ!



 完っっ全に詰んでんじゃねぇかああああぁぁぁ! 誰がどう見たってアウトだろ!


「リヒト君! ここは「ごっめ~ん間違えてクローゼットの中に入っちゃった☆」って言ってごまかすべきだよ!」


 ごまかすも何もど真ん中のストレートじゃねえか! 第一現状がばれたら人として終わるだろ!

 ……そうだこうなったら影の中に潜って何食わぬ顔で現れるしか、


「ぼくがそれの対策をしていないと思っているのかい?」


 こんっのクソ神がああぁぁ! こういう時は優秀だなお前!


「ちなみにあと五秒でクローゼットのドアが開き君が外に射出されます。」


 はぁ!? ふざけんな! 何か良い手は無いか何か……くっそ全然おもいつかうおっ!


「………」


「………」


「や、やあ、はじめまして」



「それでカコ、この変態が私に会わせたかった人?」


「う、うん」


「いやこれには深い事「何か言った?」……いえ」


 そのゴミを見るような目はやめて下さい、すごく傷つきます。


「……まあ、助けてくれた事には感謝してるわ。ありがとう」


「い、いや、当然のことをしたまでだ」


「それでも助けてくれたことには変わらないわ、改めてありがとう」


 お、このままさっきまでのことをうやむやに


「で? 何でクローゼットのなかに?」


 ですよねー。


「い、いや、それはその」


 カコー! 助けてくれー!


「カミラ、もう良いから」


 そうした俺の視線を気付いてかカコが妙に温かい目を俺に向けながらカミラを止めてくれた。

 ……ああ、またこうして何かの勘違いが増えて行く。


「まあ、カコがそう言うなら」


 カミラは納得がいかないようだったが渋々引き下がってくれた。


「それよりカコ、あなたこれからどうするの?あの引きこもりの光の王が出てきたってことがバレたら大騒ぎになるわよ?」


「出来るだけバレないようにするつもり、この事に関してはリヒトも同じ意見だから」


「そう、なら、私もバレない様に手伝うよ」


「良いの? 迷惑かけるかもしれないのに」


「何言ってるの、友達でしょ?」


「……ありがとう」


「青春だね~」


 美しき友情ってやつだな。


「……もうこんな時間、じゃあ私帰るね」


「うん、また明日」


 っと、カミラが帰るみたいだな。


「あ、そうそうリヒト、今回みたいなことが無いように今日は屋根で寝てね」


 え。


「いや、それはちょっ「屋根で寝てね。」……はい」



 さすが異世界、星がきれいだなー。


「僕のおかげてこれを見れるんだよ」


 元凶もお前だろ。


お久しぶりでございます、そして遅れてしまったことを謝罪致します。

リアルの方では色々ありました。就職試験、パソコンの不調、そして一番の強敵であったリア充どものクリス、ク、クリ、クリスマスイァァアアアアアアア!!

・・・失礼、取り乱してしまいました。

さて、これからは安定して投稿できるようになると思うのでこれからもよろしくお願いします。

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