プロローグ
むかしむかし、あるところに一人の子どもがいました。その子どもは一人で暮らしていました。その事を子どもは寂しく思い友達を求め旅に出ることを決意しました。そして、子どもは旅に出ました。さまざまな町に行きさまざまな人に出会いました。そうしているうちに子どもは自分に特別な力があることそして他の人よりもずっと強いことを気づきました。それから子どもはその力でたくさんの人を救っていきました。ある時、ある町で子どもは一人の少女と出会いました。その少女は子どもの旅について行きたいと言いました。子どもは初めての友達ができたととても喜び了承しました。
やがて子どもが少年になる頃にはたくさんの人に囲まれ王と崇められ少年を中心に国ができていました。たくさんの人に囲まれ少年は幸せでした。しかし、しばらくたつと姿の変わらない少年は周りから恐れられるようになりました。それがわかった少年はもう大人になった少女や仲間に国を任せ人を救う旅に出ました。
何年かたち国に帰った少年が見たのは民を虐げ奴隷として他国に売る王となったかつての仲間でした。それを見た少年は仲間を説得しようと城へ向かいました。しかし、王は少年を一目見るなり兵たちに少年を殺せと命じました。少年は驚きながらも向かってきた全ての兵を蹴散らし理由を問おうと仲間へ向かって足を踏み出しました。その瞬間少年は何者かに短剣で背後から胸を貫かれました。倒れながら少年が背後を見るとそこには短剣を持ったかつての少女がいました。そして仲間と少女の会話が耳に入ってきました。
「これでこの国の王は私だ、この化け物め。」
「では私はこの国の女王ですね。」
その瞬間少年の中で何かが壊れました。気がつくと少年の周りにはたくさんの血や人間だったものが飛び散っていました。少年は手に何かを持っていることに気付き持ち上げてみると、それと目が合いました。「それ」はあの少女の生首でした。しばらくそうして少年は唐突に呟きました。
「裏切られるような世界なんていらない。」
そして、世界を滅ぼした少年は次にこう呟きました。
「あんなクソみたいな世界だから僕は裏切られたんだ。」
そして、もう少年を裏切らない新しい世界を創ろうとしました。方法は何故か少年の頭に自然と浮かんできました。長い時間をかけ、少年は新しい世界を創りました。
新しい世界を創って数百年が経ちました。その世界では人と魔物が生存競争を繰り広げていました。少年はその世界を見つめて不意に呟きました。
「あっやべっ…」
少年はある・とに気づ・・した。その世・は・・では・・・たの・・。・の・・い・・んで・・・そ・て少・・・・・・り呼・・す事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじめまして。このたび初めて小説を書く無脊椎動物と申します。何分初めてなものなので、つまらないかもしれないですが、「けっ、暇だから読んでやるよ。」といった心構えで読んでいただければ幸いです。
プロローグについて普段はこんなにシリアスではないのでご了承下さい。