朱色の操作
彼女が気になって仕方ない少年は大人を欺き、尾行に出る!
それから僕は、今日の部活は休むことにした。そして親には、友達と帰りに遊んでくるとメールした。
これで僕は夜まで自由だ。
やることは一つ...尾行だ。
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夕方の冷たい風が窓から吹き込んで来た時、書道室の照明が消えた。
それに気づいた僕は急いでブルースクリーンを見てみる。意識を、集中させ、、、
朱色、影。動く、、、鍵閉め?再び移動、
階段を降りる動作...
するとブルースクリーンが真っ黒に染まった。
はっと我に帰る。
目の前には英語担当の先生が不思議そうな顔をしていた。
先生「お前...どうした?保健室行くか?」
慌てて首を横に振る。
先生「そうか。課題の提出、わすれるなよ。」
はい!と返事をし、渡り廊下から校門をブルースクリーンで見てみる。
右には運動部...左は吹奏楽部...
下には...朱色!
また慌てて意識を戻す。
下は靴箱のはず...!急げば間に合う!
そして校門まで急いで行き、彼女の歩く後ろ姿を確認した。
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何分くらい歩いただろうか...50分?
徒歩だと...。帰り道わかるかな?
日がかなり傾いて来た。そろそろ帰りたい。だが彼女の正体をつかむまで...
そう思ったのもつかの間。彼女はこちらを振り向いて、こちらに歩き出した。
まただ...体が...。
彼女は僕の3m程前に立った。
朱雅「あんた...ブルースクリーンが使えるの?」
僕「は??」
いきなり過ぎて処理が追いつかない&威圧のコンボで、裏返った"は??"しか出なかった。そして大きな疑問符が一つ。
なぜブルースクリーンを知ってるのか?
あっけに取られて目を見開いたまま固まっていた。なぜ?どうして?あらゆる脳内検索も該当なしの表示だけ。そして後方にさらに人の気配がしたが、振り向く勇気もなかった。
そしてもう一つ。弍家舞さんの顔が焦りの顔になった。余裕なんて1mmもなさそうな。
そして耳元で、美しい声が一言、
女「リドゥ」
この言葉を聞いた直後、電撃のように記憶が戻っていった。
威圧されて自分のブルースクリーンの能力を話したこと。尾行していたこと。尾行の理由。途中でまた泣いたこと。
そして、話の終わりに弍家舞さんが
「アンドゥ」と言ったことーーー
( ゜д゜)?⬅︎書き終えた作者の顔
書いてて自分でも驚いた。
何事もなかったかのように3話目が投稿できる精神にも呆れた顔でもあるけど。
だけど本当にポロポロ指から文章が出てくるんだよ...
SE○LE「シナリオは修正の範囲外だ...どうする作者...?」
というわけで次回もよろしくお願いします。
(申し訳ありませんがR-18は未定です...)