表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ゆらゆら揺蕩う景色に俺は幻を見る

 

 暑気が景色を揺らしている。

 ぐにゃりと歪み、ぐるりと世界が悪夢みたいに回る。

 頭が万力に締められた様に痛み、呻く俺を誰かが笑う。

 可笑しくて堪らないと狂った様な嘲りに止めてくれと懇願し、止まぬ声に腕を無茶苦茶に振り回す。

 ざぱんっ。

 気付けば水の中。

 貧血で眩暈を起こしふらついた俺にクラスのみんなが驚き、騒いだ声が嘲笑いに聞こえた様だ。

 パニックを起こして暴れた俺は窓から落ちたが、運良くプールに落ちたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 不条理は突然やって来る。 これまであった常識が全く通用しない世界へ、ストンと落ちてしまう事はあると思うんだよ。みんなね。そこが自分に合った世界なら問題ないけど、合わない世界ってのも沢山あ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ