プロローグ
ーー今の世の中はどうかしている。
金に目が眩んだり金に目が眩んだり金に目が眩んだり金に目が眩んだり金に目が眩んだり。
確かに世の中金だ。
しかし本当に金だけだろうか。他に何かあるんじゃないか?
と思っている人。あまーーーーい!
世の中やっぱ金だよ金!
この世は金で成り立っているんだ。
金が無ければ買い物は出来ない。外国との貿易も出来ない。旅行も、電話も、ゲームも、基本的に何も出来ない。
例えば、Aさんがお金を全く持っていないとします。Aさんは家を売り払い生活に非常に困っています。Aさんは死にたくないようです。
Aさんは次の選択肢の内どれを選ぶと思いますか?
1.色々な店で万引きする。
2.知らない人の家に泊めて貰う。
3.諦めて死ぬ。
当然3番
…では無く、1か2だろう。なんせ死にたくないんだから。
つまり世の中金がないと生きていけないんだよ。一文無しで生きていける程この世は甘くない。
俺か?俺は当然1番だ。2番何て眼中にない。
…あ。聞いてない?ごめんごめん。
色々説明したが、結論から言わせて貰う。世の中金だ。
ーという作文を暇潰しに書いてみた。
「ふー。やっぱ文才がないなぁ。俺には。」
俺、「間崎 徹」の将来の夢は小説家なのだが、今書いた文章の通りセンスというものがほとんど無い。いやぁそれはほんっと無い。
今回書いた文章はテーマが「金」だった。しかしやはり“自分の本音を書くべきじゃね?”と思い、自分の本音を全く隠さず書いてみたが、いくら何でもコレハヒドイ。
唯一誤字脱字がなかったことは良かったのだが。
「やっぱテーマだよな。テーマで読者が集まるもんだし。」
今まで俺が書いたものは小説だけでなく随筆文、説明文、詩などかなりの文章を書いて来た。
まぁ割合でいうと小説7割、随筆などのその他3割。将来が小説家なので小説メインでやって来たが、一応他のジャンルにも触れるべきだと思っているので“一応”書いている。一応。
当然小説も様々なストーリーを創って来た。学園、ホラー、SF、恋愛のものにも一度挑戦してみたが、ヒドすぎて個人的に駄作ナンバー1に輝いた。あれはヒドかった。
しかし唯一、ファンタジー系のストーリーは書いたことが無い。ネタが思いつかず自信が無かったからだ。
俺としては、誰もが思いつかない様な小説を書くという目標を抱いている。そのため、文庫本では多いファンタジーはやはり難しい。
単に主人公がヒロインや仲間と協力して魔王を倒すという感じのベタなものはあまり書きたくない。
読者が「あ。これ今までにないストーリーで面白い。」と思うファンタジーの小説を書きたいのだ。まぁ俺にはかなり厳しいが。
時々思うのだ。”ファンタジーの世界に行ってみたい“と。そうすればいいネタができる、いい小説が書ける、そう思うのだが……できる訳ねーよなw
『できるで。』
は?
グラッ
ちょ…っと待て…このパ…ターンもベタな気が……。
そして俺はありがちなパターンで意識が暗転した。