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滅びをもたらす者
これは魔王の所業について語られた詩
世界が燃えている
黒く禍々しい色をした炎が
緑に満ちた大陸を
澄み渡る蒼い空を
生命を内包する海を
宙を翔る鳥たちを
地を走る獣たちを
世界に住まう人間たちを
滅ぼし尽くしている
それをもたらしたのは
破壊と殺戮の王とも
絶望を撒く覇者とも
全ての魔を支配する者とも
呼ばれる存在
それは自らをこう称した
【我は魔王である】と
魔王は自ら世界に終焉をもたらしている
それこそが魔王の存在理由
矛盾の無い黒き秩序
ただただ
世を比類なき力で
蹂躙し破壊するだけ
生ける者たち全てを
否が応でも滅びに至らせ
混沌という無に帰す
そして、そのために
己が持ち得る圧倒的な力を
余すことなく、振るい続ける
世界が終焉に包まれる時まで




