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愛妻弁当/空からのプレゼント
「愛妻弁当」
最近妻の機嫌がいい
何やら伝説のスパイスなるものを買ったらしい
好きだよなあ そういうの
毎日僕の弁当に振りかけている
だ、大丈夫なんだよな!?
変なもの入ってないよな!?
ちょっと心配になりつつも
なんだかいつもより弁当が美味しく感じるのは気のせいか
妻が笑っていると僕もうれしい
幸せを運んできたこのスパイスは
確かに伝説なのかもしれない──
***
「空からのプレゼント」
台風が去った後
ふと見上げた空が
ピンク色に染まっていて
おとぎ話の世界に迷い込んでしまったのか
ここは現実なのか
心奪われた
ピンク色の雲は綿菓子みたいで美味しそうだ
なんだかお腹も空いてきた
どこまでも続くこの美しい空は
ほんのひとときだったが
疲れた心と身体を癒すには十分すぎるものだった
台風で散々な目に遭ったが
この景色が見れたことは
最高のご褒美だ




