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恩返しの護衛なんだ

「初めまして、依頼人様!」


「お初にお目にかかります、冒険者様!

私は、アステリノ男爵家の長女にあたります

リュネシュカと申します!」


「おう! 宜しくな、お嬢さん!」


「はい、宜しくお願い致します!」


今回の旅行先は、メアリー様のご実家があるというアレイシオ辺境伯領は、かなり遠い。


街なら治安は良いらしいのだが、途中で、森を通らなければいけないらしく、危険らしい。


そこで、毎回、メアリー様は、冒険者ギルドに護衛の依頼をお願いするんだそうです。


冒険者に初めて会う私は、どうしたら良いのかドキドキしてしまいますね。


「俺は、Cランク冒険者パーティーの《夜明けの始まり》リーダー役のセナ・リービスだ!」


「はい、セナ様、宜しくお願い致します!」


珍しい森林のような深い緑の短髪に薄青の瞳のCランク冒険者の青年、セナさん。


緑髪は、紫髪より非常に珍しい色彩のようで、今回、初めて、お会いしましたよ!


ムキムキな筋肉が強そうな冒険者さんです!

体型は、義弟となる予定の、妹の婚約者さんなカトロン様に似ておりますね。


「セナ様はよしてくれ、貴族出身ではあるけど、ここでは、ただの冒険者なんだ。」


「では、セナさんとお呼びしますね?」


「ああ! その方が嬉しい!」


セナさんは、貴族出身ではあるのですね?


その割には、気さくな方のようで、ニコニコと嬉しそうにされています。


彼の年齢は、30代前半くらいでしょうか。


「セナは、私の母方の従弟にあたるのよ。」


「うんうん、メアリー姉さんは、ちっさい頃から世話になってるから恩返しの護衛なんだ!」


「まあ! 指名依頼なんですね!」


「ああ、そうだぜ!」


リーダーのセナさんは、アレイシオ辺境伯領の出身で、リービス男爵家の三男坊らしい。


リービス男爵の実姉にあたる方が、クロワーク男爵夫人なんだそうです。


メアリー様とは、正真正銘の従姉弟同士の仲。

信用できる冒険者なんですね。


「こちらは、セナの奥様、メイディさんよ。」


「初めまして、メイディ・リービスです。

わたしは、貴族じゃなく庶民なので、普通に、メイディさんで良いですよ?」


「はい! メイディさん!

宜しくお願いいたします!」


「ふふふ、可愛いらしい方ですこと。

宜しくお願い致しますね。」


なんと、メイディさんは、セナさんの奥様。

金髪碧眼の、ナイスバディな美人さんですね。


今回、未婚の異性には、護衛を頼めないので、メアリー様は、信用ができる冒険者様な従弟とその奥様に、指名依頼したようです。


美男美女な冒険者夫婦、格好良いですね!

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