表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/50

やるべきことに集中するわ!

「辺境伯領は、どんな感じなのかしら!?」


「そうね、中心地区は要塞都市のような感じね。

商業地区、冒険者ギルド地区、騎士団地区等の街があるみたいよ。」


「未知の世界で、ワクワクしそうだわ!」


「ラベンダー畑で、アイラード様と初めてお会いした時、お茶会にご招待して下さいましたが、残念ながら、伯爵邸に行けるような、手持ちのドレスが無くて、ダイヤー商会に行きました。」


「そこで、ダイヤー商会が関わってくるのね!」


「ええ、そうよ。クロワーヌ男爵家テレサ夫人とダイヤー商会長が、いとこ同士なの。」


「なるほど! その繋がりが…!」


ここで、ダイヤー次期商会長夫人が、不穏だというお話しはしない方がいいでしょうね。


まだ、今のところは、どうなるかの公表自体がされていないみたいですから。




「義姉上、夏休暇は、いつまでですか?」


「私は、来週あたりから、仕事に戻るわ。」


「そうなんですね、清掃担当の侍女見習いって、かなり大変そうなのですが…」


「ええ、そうね、確かに、大変よ。

王城は、あちこち、お風呂やトイレがある上に廊下が長くて、広いんですもの。」


「想像したら、かなり、大変そうです。」


「ふふふ、でしょう?」


私は、まだ、見習いだから、お風呂やトイレ、廊下などが清掃の担当する場所なのです。


メアリー様は、私と同じ場所を手伝って下さる方なのですけれど、それは、教育係的な役割。


本来なら、メアリー様は、会議室や事務室等、主要な場所の清掃担当者なので。


そのような場所は、王城の侍女長や信用できる侍女しか、入れない場所なのですよ。


「しばらくは清掃担当の部署にいようかしら?」


「でも、お姉様、もしも、アイラード様に嫁入りするのなら、辺境伯領に転職を考える必要性が出てくるかもしれないわよ?」


「サーラシュカ………それは、どうなるか、まだ何にも分からないことなのよ?」


「それは、もちろん、そうなのだけれど…」


「今は、目の前の、やるべきことに集中するわ!そのうち、選択肢として、そちらの扉が開くのなら、その人生に何か意味があるのでしょう。」


「なんか、お姉様って、かっこいいわよね!」


「確かに、義姉上は、なんだかんだ浮かれずに、サッパリしてて、かっこいいです。」


「あら、そうなの? ありがとう。」





翌週から、リュネシュカは、普通の、清掃担当侍女見習いとしての日常に戻りました。


2ヶ月間くらい、いつも通りの日常ですから、時々、アイラード様のことを、ふとした瞬間に思い出したとしても、変わりのない日常。


ちょっと変わったことは、メアリー様からは、アレイシオ辺境伯領について、学ぶ機会が少し増えたくらいでしょうか。


そのように、2ヶ月間、ゆっくりとした時間の流れでありました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ