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正解でしょう?

「うふふ、正解でしょう?」


「それは………」


「貴女は、例え、上級貴族がお相手であっても、きっちりと、お断りするでしょう〜?」


「………ええ、そうですね。

断れそうでしたら、ですけれど。」


「こうやって、丁寧に報告して、相談してくれているってことは、ヴィンゼン伯爵様なら信用が出来る殿方ってことよね?」


「はい、アイラード様は、信用ができる殿方だと思っていますよ。」


さすがに、王族のお方や上級貴族に対しては、嫌だとしても断りにくいですからね?


アイラード様なら、なぜか、このお方ならば、大丈夫だと思ったから、お受けしたのですよ。


家族から心配されそうな、変なお貴族様からの夜会のパートナーの依頼でしたら、さすがに、メアリー様に相談して、お断りいたします。


「サーラちゃんは、サーラちゃんで、心配な所があるけれど、それは、カトロン様が、きっと、補って、支え合って生きていけるわね?」


「ええ、はい、そうですね。

あのお二人は、お似合いですよ。」


妹サーラシュカとその婚約者、カトロン様は、政略結婚前提の婚約者同士なのに、仲睦まじい恋人同士のような二人だ。


ちなみに、まだ、サーラシュカが15歳の為、男爵家のベテラン侍女と老執事の方が、一緒に出掛けている。


「リュネちゃんも、このお方となら、支え合って生きていけるかもしれないって感じのお方なら考えても良いと思うの。」


「支え合って、生きていけるかどうか…」


「お相手が、伯爵様だからね、難しく考えすぎてしまうかもしれないわね。」


「難しく考える………というより、その可能性を考えないようにしてました。」


「まあ!そうなの!?」


アイラード様は、身分差も年の差もあるお方、一児の父親なのですよ?


彼に、惹かれてしまって良いのでしょうか?


「その伯爵様の前の奥様は、どちらの御令嬢か、聞いているかしら?」


「サイディー伯爵令嬢、メルフィー様です。」


「あの硝子細工の…!」


「お父様は、ご存知なのですね。」


「ああ、もちろん、知っているよ。」


「メルフィー様は、今は、硝子細工のケルフィー商会長様と再婚されているそうです。」


「あらあら、そうなのね〜。前の奥様が、また、押し掛けてくる心配は無さそうなのね〜。」


「えっ?ああ、はい、それは無さそうでした。

メルフィー様は、ご実家の伯爵家があまりにも裕福すぎたために、要塞都市の辺境伯領には、合わなかったそうですから。」


「合わなかったのね〜。

政略結婚なら、よくある離縁の仕方ね〜。」


「そうなのですか…?」


「リュネちゃん、そういう方は、恋愛結婚で再婚する場合は、男爵令嬢でも、年の差があっても良い、と考えて下さる可能性はあるのよ?」


「………そうなのでしょうか…?」


「ええ、そうよ!」

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