護衛の依頼中かな?
「おおおお!
アイラードじゃないか!」
「………セナ!?」
「ああ、そうだ! 久しぶりだな!
アイラード、元気そうで、なによりだ!」
「ああ、うん、本当に、久しぶりだな?」
あら、こちらの、美しい海の妖精さんのような青年は、セナさんのお友達のようですね!
セナさんも、なかなかの美形なので、ふたりが隣にいますと、別世界のようでございます。
「あー、もしかして、今は、
冒険者として、護衛の依頼中かな?」
「ああ! そうさ! 護衛依頼だよ!」
「アイラード様」
「ええと…? ああ、そうだ!
セナの従姉のメアリー嬢かな?」
「はい、お久しぶりでございます。」
「うん、貴女も、本当に、久しぶりだね。」
メアリー様も、知っておられるということは、このお方は、貴族の殿方なのでしょう。
かなり高位のお方のようにも見えますけれど、
いったい、どちらのお貴族様なのかしら?
「ああ、そうだ!
アイラード、紹介するよ!
こっちは、俺の奥さんだ!」
「アイラード様
夫からお話は伺っております。
妻の、メイディと申します。」
「ああ!風の噂で聞いていたけれど、やっぱり、結婚してたんだな!ご結婚おめでとう!
また後日、祝福をしても良いかな?」
「はい、ありがとうございます!」
「セナは、そちらの、ラベンダーの妖精のようなお嬢様を護衛していたのかな?」
「えっ!? あはは! ラベンダーの妖精か!
うん、確かに、そうかもしれないな!これ程にラベンダーが似合う令嬢がいるとはな!」
「ふふ、アイラード様は、彼女が、ラベンダーの妖精のように見えたのですね!」
「そ、そうみたいですね…?」
まさか、髪色がラベンダー畑と一緒なだけで、妖精だと思われるとは…
いや、でも、客観的に見たら、ラベンダー畑でラベンダー色の髪色の女の子がいたら、うん、そういう発想になってもおかしくはない。
ないけれど、このお方は、かなり、メルヘンな思考の持ち主なのかしら…?
「ふふ、改めて、初めまして、お嬢様」
「は、はい! お初にお目にかかります!
私は、王都から来ました、アステリノ男爵家の長女にあたりますリュネシュカと申します!」
「男爵令嬢……!?」
「………えっ?」
「ああ、ごめん!
上級貴族のお嬢様かと…!」
「えっ!?そ、それは、恐れ多いのですが…!
ありがとうございます…!」
なんと! 再び、驚きましたよ?
私は、男爵令嬢です。今も、侍女見習いとして地味な服装をしているはずなのですが。
この殿方は、やっぱり、面白いお方ですね?




