表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シナリオメモ  作者: 都谷
2/3

童貞捨てたい

童貞捨てたい


物は少なく必要最低限なものと放り出されたゲーム、部屋の中央に置かれたローテーブルの上には今日学校から出された課題と思われるノートや参考書が2人分、置いてある



友達は折り畳み式のパイプベッドにもたれ掛かるようにしてクッションを抱く

「あーぢぃー……」

「なぁ、暑くねー?聞いてるー?」

それには目もくれず黙々と課題をやる部屋の持ち主


「あーあぢぃなー、こうもあぢぃと童貞捨ててぇなー」

グダグダとクッションを抱いて文句を垂れる


「はぁ、馬鹿言ってないでさっさと課題やれよ」

横目で友達をチラ見してため息をつき、視線を課題へと戻す



カリカリカリカリ……


静かになった部屋には一人分のシャープペンシルの音だけが暫く続いていた


数分後……


「そうだ!良いこと思いつーいた!!」


「はあ?何いきなり……何考えてんのか知らねえけど、まずは課題やれよお前」

良いことを思い付いたとシタリ顔の彼をさぞ鬱陶しいと言うような顔で睨み付ける


「だーかーらー、童貞捨てる方法思い付いたんだよ!!ほれ、ケツ!こっちに出してみそ!」

ホレホレとジェスチャーでお尻を向ける様に催促する


友達の意図が分かるといきなりのことに何故か恥ずかしい気持ちと、戸惑いと怒りでみるみるうち顔は真っ赤に


「は、はぁ?!…何、考えて「うるせぇえぇえええ!!!黙れ!!俺の方が100倍嫌だわ!!」


「お前に俺の気持ちなんかわからない」と、何故か逆切れする友達に理不尽だと肩を落とした。


「……何で俺が怒られるんだよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ