史上最悪のテロ カップ焼きそば穴開け
皆様今晩は!シサマという者です。
最近益々猛威を振るうコロナウイルスパニックの中、私達の自粛ムードも限界が近付きつつありますよね。
とは言え、いくら閉塞感を打開したいという理由があろうと、人としてのモラルや家族愛すら揺さぶる程の超ナンセンスな言論には、常に炎上の危険が潜んでおります。
そんな空気の中、今私が敢えてこのエッセイを書くべきなのか、非常に悩み抜いて今日の午前中に3㎏痩せましたが、その後の昼食で4㎏を取り戻した為(←日本語おかしい)、今ここにそのエッセイを炸裂させる事にしました。
大災害や疫病等のパニック後は、被害者の傷口に塩をすり込むかの如き強奪や転売、テロ等の悪質行為が世界を怒り色に染め上げます。
塩すり込み繋がりと言えば、古代の伝説、「口内炎に塩をすり込んで治す」というスポ根療法も、単に最上級の痛みを先に与えて、今晩のカレーライスやミートソースを何とか食べられる様にする、心の筋トレでしかありません。
急速な情報化社会シフトにより、かつてに比べて悪質な行為への糾弾が力を持つ様になりはしましたが、情報化社会と常に表裏一体である各々の承認欲求は、極端な振り幅の善意・悪意となって私達を蝕んでいます。
私達は常に、非常時の下で引き起こされるテロリズムを警戒しなくてはいけませんよね。
……さて、コロナウイルスパニックの長期化に伴い、経済の停滞、物資の不足等、今後益々深刻化が予想されます。
マスクに関しては極端な話、古着があれば作れるとも言えますし、自宅待機用の娯楽として転売屋による高騰が続いている、某任〇堂ス〇ィッチに関しても、代用品としてPCエンジ〇ミニとか、プレイス〇ーションクラシッ〇を探せば普通に売れ残っており、それを買えばむしろ人助けが出来ますよ。
今後の物資不足で警戒すべきはやはり食品、それも手軽で保存が利く即席ラーメン等の買い占めが問題になるのではないかと懸念しますね。
しかしながら、先日私は即席ラーメンに関する新たなテロリズムの火種に成りかねない戦慄の経験を目の当たりにしてしまった為、ここにその全貌を記します。
その日私は、3日に1回位のペースで行っている食料品の買い出しを行い、商品をレジに運ぶ直前、驚愕プライスダウンのカップ焼きそばを発見し、慌てて乱雑に買い物かごへと詰め込みました。
今思えば、何故もっとカップ焼きそばに優しくしてやれなかったんだろう……と、15年前の失恋の想い出の様に胸がえぐられますね。
そして、そのカップ焼きそばを食べようとした週末の深夜(←この時点で既にろくでなし確定)、悲劇は起こりました。
乱雑に買い物かごへと詰め込まれたカップ焼きそばの容器は、金具との激突やキッチンパックのセルロイド容器の端の鋭い切れ味に敗北し、カップの底面角に穴が開いてしまっていたのです!
皆様、カップ焼きそばのカップに穴が開いている恐怖を想像出来ますか?
熱湯を注いだら、熱湯がシャワーの様にぴゅ〜と容器から飛び出してくるのです!
カップ麺調理の最低条件である、熱湯を内側の線まで張るという目的を達成する事が出来ません。
粘着テープで塞げばいいじゃん、というそこの貴方……いやあなた!(←男女両対応)小さな穴から熱湯が勢い良く出るのですよ?
塞ぎ切れませんね。
チキンラーメンみたいにどんぶりに移せばいいじゃん、というそこのあな(← 以 下 略)!
どうやって湯切りしますか?
どんぶり&サランラップ湯切り技術取得には、敢えてそんなバカな事に挑戦した者にしか分からない厳しい修行が必要なのです。
ざるに全部ぶちまけてから、皿か丼に移せばいいじゃん、というそこのあなた!
確かにそれは最終手段です。
しかしながら、ざるにこびりついた極小キャベツやねぎはどうしますか?
1枚1枚剥いで器に移している間に麺の温度とコシは失われ続けているのです!
あのトム・クルーズでさえ、自分の家族を助けるだけの目的なのに、周囲の人々がエイリアンに殺される所を目の当たりにすると、焦燥感で救助スピードが落ちていたじゃないですか?
私達にトム・クルーズを上回れる所がありますか?
体脂肪率くらいしかないですよね?
こうして、文明の粋と効率化をハイレベルで融合させていたはずのカップ焼きそばは、ただひとつの小さな穴から全てが崩壊し、人の心までも蹂躙するという現実が明らかになってしまったのです。
今後、経済活動が停滞し、資源の確保やパーツ作成の効率も低下する恐れの中、カップ焼きそばの発泡スチロールが経費削減で薄くなる可能性も否定は出来ません。
もしここに、イス〇ム国などが目を付けてしまったら……。
神の為に殉職しなくても、簡単に出来るテロリズムが蔓延してしまいます!
テロリズムの真の目的は、人の命を奪う事ではなく、人のささやかな希望を奪う事なのですから……。
あらゆる状況に疑心暗鬼が蔓延する昨今、皆様がカップ焼きそばを購入される時、或いは店員の方がカップ焼きそばを陳列なさる時、万が一のテロリズムと戦う覚悟を持ち続け、細心の注意を払わなくてはいけないのです。