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飛び降りようか

「ふぅ。あいつの淹れた紅茶旨かったな」


「そんなに旨かったか?」


「うわっ!ユコ」


「そこまで驚くか?」


「後ろから急に言われたら誰だってビビるだろ」


「そーなのか」


「ああ。」


俺とユコの間に沈黙が流れた。ユコは俺に「お前は自分の親とか大切な人をくしたことがあるか?」と聞いてきた。俺は少し考え答えた。「ある」と。今の世界に来るまでは俺は不幸になるために生まれてきたんじゃないかと思っていたけど今はもう違うと思う。新しく友達?も出来たし。


「響!」


「なんだ?」


「お前、この国に来てから良く笑うようになったよな。」


「そうか?」


「ああ。穏やかな顔だ。ここに来るまでは自分は不幸になるために生まれてきたんんだみたいな顔してたぞ。」


「でも、」


「なんだ?」


「でも、お前は俺に「なぜこの世界に連れてきたのか」教えてくれるんじゃないのか?」


「ああ。そんな約束したな。お前が言ってくれなかったら忘れてたよ。助かった」


「そーか、そーか。って!お前忘れてたのか!」


「それは違う。意図的に忘れようと思ってたんじゃないぞ。ただただ説明すんのが面倒だっただk・・・

ってわぁ!何してんだ!響」


「いや、もういっそのことここから飛び降りたらどうかなー?と思っただけだ。気にするな。」


「だーっ!私が説明しなかったのが悪かったよ。」





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