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新たな世界 そして、決断

「ユコ」


「なに?」


「ここ・・・・どこ?」


俺がユコに連れてこられたのはケモ耳の人間?のいる世界だった。ケモ耳の奴らは俺を見ながらヒソヒソと何か言っていた。ユコもこの世界に着くなり小さい体からケモ耳をピョコンと出した。ユコの耳はネコミミで真っ黒の耳だった。ユコの黒髪にはとっても似合っていた。

そして、ユコは大きな城に着くと俺の手を離し茶の結構古そうな分厚い扉の前に居る門兵に「開けろ」と言うと門兵はビッシと敬礼をし搭の上に居る奴に「開門――――――」と言った。扉は『ギぃ――――』と唸ると扉が開いた。ポカンと口を開けている俺を置いて一人で扉の中に踏み込んだ。


「響」


ユコは凛とした声で俺の名前を呼んだ。俺ははっとし


「なんだ?」


答えるとユコは


「ここからはお前に選ばせてやる。お前はこの世界・・・世界六大国せかいろくたいこくに居るのか、それとも息もできないごみ溜めのような世界に戻るのか?ただし、この門に足を踏み入れてしまうと元の世界には戻れない。さぁ、どうする?響」


俺は自分のいた世界のことを思いだす。思い出すほどの思いではないが。よく考えればいい思い出なんて一つもない。それなら俺の事を誰一人知らないこの世界でもう一度やり直してみるか。


「響。あと、10秒でこの門を閉めるぞ。早く決断しろ。」


カウントダウンは始まった。俺は自分の生まれ育った世界を捨て新しい世界に行くか。それともどん底な世界に逆戻りするか・・・・・答えは決まっている!

俺は立ち上がりユコのいる門の中に足を踏み入れた。


「響。よくここに来てくれた。歓迎するぞ。」


またしても俺は新たな世界に足を踏み入れてしまった。



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