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道。

作者: 童貞(39)


二人手を

繋ぎ寄り添ったその日から

同じ道を歩き始めたね


君は右僕は左

見える景色はいつもちがかったけど

左を向けば

右を向けば

お互いの存在を確認しあったね


時には右だ左だと

違う道へ進もうかと何度も

何度も泣きながら考えたけど

やっぱりね

僕の隣には君しかいないんだ。


二人違う道へ歩もうとしたとき

何度もすがりついた僕ら


二人手を離したときも

数えきれないくらいあったね


そうするとどうしようもなく不安になったんだ。


だけどまた二人

いつの間にか手を取り合って歩き続けたね



泣いても笑っても

二人歩く道、いつも一緒だったね


死ぬまで同じ道歩き続ける

僕は本気で思って信じてたんだ



君から貰った言葉

いつまでも忘れないよ

君と見た景色

今でも目に焼き付いてる


君と歩いた道

後ろを向けばほら足跡が…




いつの間にか僕ら

手を取り合わなくなったね

笑うのも泣くのも

嬉しさも悲しみも

全部一緒のものだったのに


君の手の温もり

僕からみた横顔

今だって何一つ忘れてないよ


よっつあった足跡は振り向けば

ふたつだけになってる


ひとりきりで歩く道は

君と歩く前よりなぜかずっと寒くて辛くて



僕の手はさみしくて

下を向けば

君の早さに合わせてた歩数も

もう君の足はないんだね




辛いとき悲しいとき悔しいとき

いつも君は側に居てくれたよね



僕の大好きなその声で

大切な言葉をくれたよね


遠くが見えなくなっても

つまずいても

君が隣に居たから歩いていけたんだ


どんなときでも君が居てくれたから…



後ろを振り向けばいつも足跡がよっつ

横を向けば君が居た


ぼくには君しかないのに…





 

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