平穏を愉しむ名脇役
詩とは人とは世界とは
考えるほどに分からぬものだから
ほっとくことにしました
パリッと齧った
今日の昼メシ皿うどん
食べたらすぐ寝る牛2匹
TVの鳴らない部屋は小箱のよう
ぐうすかいびきが轟くの
幸せの意義も
明日の不安も
モーどうでもいい
モーめんどいから
ぜんぶ布団で包み込んで
ご機嫌なまま億万長者の夢を見る
醒めれば金欠労働月間
サブスクに使いすぎた
美容院代が上がってた
様々理由は有りますが
働いたご褒美
買い込むお菓子の山
たった1日で食べきっちゃった
こんな私だから
詩のこととか
人のこととか
世界のこととか
全くもってわからない
あ、でもね
ポテトフライの美味しいお店なら知ってるよ
……そんな気分じゃないって?
なにをかしこぶって!
みんなだって、
世界のことなんか知りっこないんだ
人の気持ちの奥なんて覗けやしない
詩に対しては知ったフリしてるだけ
だからこそ『探して』『求める』
世界を動かすヤベーヤツ
例えば
正義や悪、ヒーローやヴィラン
ぼーっとTVでみてる私は名脇役
争いなど決して起こしません
私は私らしくあるのが
最も平和なのです
皿うどんが変わらなく美味しいのも
美味しいポテトフライに出会うのも
きっと、
世界を知ることに繋がってる
今の時代は
そんな思いを指先一つで
詩にできる
タップ音だけが響く
換気された静かな部屋
僅かな皿うどんの残り香が
平穏を告げているかのようで
なんかいい
そんな気分を
はちみつ紅茶の香りで上塗りする午後のひととき
「──あち!」
色々あるけど、今ある平穏を大切にしていきたい。




