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第八話脱出

作者はこの上のない飽き性であるため投稿頻度は適当です。

「さっ僕が協力してあげるから。

まずはそれぞれ自己紹介しようよ。

僕の名前はリヴ。」

名前だけ僕は明かした。

 

「私はホーク・エベリンナーです。

一応ブルッシュ帝国の伯爵位を持っている者です。」

男性が自己紹介をしてくれた。ブルッシュ帝国という帝国の伯爵らしい。

 

「私はサーリス・エベリンナーです。

私たちを助けると言う決断をしてくれてありがとう。」

女性が太陽のような笑顔を僕に向けてくれた。

 

「伯爵だったんだね。

じゃあ敬称をつけた方がいいかい?」

僕は驚きを隠しつつもホークに聞く。

 

「今この爵位ほど意味のないものはないでしょうね。

いらないですよ。恩人になる人にそんなことを強要することなんてできませんし。」

 

「少し元気そうに見えるけれどあなたたちは毒に侵されている

のが現状だよね。あなたたちを信用して言っちゃうけど覚悟はできているかい?」

 

「もちろんです。」

冷や汗をながっしながらホークは答えるのに対し、

 

「大丈夫です。あなたを信用しなくては生きていけないからね。」

またもサーリスは僕に対して明るい笑顔を見せる。

 

「じゃあ僕のひみつを言うよ。僕は吸血鬼なんだ。」

僕がそう言った途端ホークは少し緊張しているように見えたしかし、すぐに平常心を取り戻し、

さすがは伯爵と言ったところだろう。

サーリスは変わらず興味津々に僕の話を聞いている。

 

「この程度じゃ驚かないか。僕を信用してくれているってことだ。ありがとう。

吸血鬼の能力(スキル)の中に眷属にすると言う能力(スキル)があってね

で知っていると思うけど吸血鬼には類まれなる再生能力があるんだ。

まぁ要約すると吸血鬼になってもらうってことだね。」

ホークはなんとなく想像していたのかあまり驚いていなかったが、

サーリスは面を食らったかのように驚いている様子だった。

 

「吸血鬼になると言うことは日の下に出られなくなってしまうのでは何でしょうか?」

とホークが聞いてきた。

 

「うーんそうだね。多分大丈夫だと思うけれど、その理由は混乱させちゃうと思うから言わないでおくね。」

とリヴは何も問題がないように言う。

そのリヴの自身ありげな様子を見て不安がなくなったのか、2人の瞳には迷いがなくなっていた。

 

「じゃあ2人を吸血鬼にしていくよ。オミ二。」

オミ二とはリヴがそう名付けた機械音のことだ。

ユーリが名前をつけてみるといいかもよみたいなことを言っていたので

英語で全知を意味するオミニエンスの頭文字をとってオミ二と名付けた。

それから変わったことはオミ二と呼ぶだけでリヴ自身が知りたい情報を教えてくれたり、

スキルを最適に使ってくれたりするぐらいだが、

この世界にまだなれていない頃のリヴはものすごく重宝した。

今でも初めての能力(スキル)を使う時はオミニを使って最適な使い方をする。

 

《個体名ホーク・エベリンナーと個体名サーリス・エベリンナーを吸血鬼にしますか?》

オミニが聞いてくる。もちろん答えは

「はい」

《どれくらいの強さの吸血鬼にしますか?》

吸血鬼を眷属化するときに強さまで選べるのか。

「侯爵級の吸血鬼くらいの強さ。」

理由は太陽光に対する完全な耐性を与えるためだ。侯爵級にすれば多分、太陽光に耐性を持つことができるだろう。

《個体名リヴの回答をもとに個体名ホーク・エベリンナーと個体名サーリス・エベリンナーを眷属化しますか?》

答えはもちろん

 

「はい」

間髪入れず答える。

《個体名リヴによって個体名ホーク・エベリンナーと個体名サーリス・エベリンナーの眷属化を開始します。》

ホークとサーリスが一瞬光った。

 

《個体名ホーク・エベリンナーと個体名サーリス・エベリンナーの眷属化が終了しました。》

一見すると姿に変わりはみられない。

しかし、犬歯がやや鋭くなっていたり、

眼光が鋭くなっていたりと

少し変化が見られた。

 

「今の気分を教えて。」

僕はホークに聞いた。 

 

「調子は悪くないですね。

逆に少しいいくらいです。」

ホークはすぐに答えてくれた。

 

「そう。」

僕は返事をする。

 

「じゃあさっさとこんなところから脱出しちゃおうか。」

と僕は言って檻を壊す。

それなりの高度誇るであろう檻も僕ならこんにゃくのように曲げることができる。

その光景を見て2人は驚いていたが、僕からしたらどうってこともない光景だ。

 

檻から出ると見張りと思われる1人の男が立っていた。

僕は男が反応できない程度の速度で男の後ろに周り首目掛けて手刀を放った。

 

ドサッ

 

男はなすすべもなく倒れた。

周囲の安全を確認しようとしたそのとき、僕の首筋目掛けて矢が飛んできた。

僕は何の抵抗もせずその場に突っ立ていた。

 

ボト

 

矢は僕の腕に当たって地面に落ちてしまった。

その矢を僕は拾って矢が飛んできた方向に向けて矢を投じた。

 

矢は弓という道具を使うことで効率よく飛ばすことができる。

なぜ道具を使うのか?それはただ投げるだけではやの目的を果たすには不十分だからだ。

矢の目的とは。その対象に傷をつけるまたは殺すこと。

しかし、投げるだけで十分に対象に傷をつけたり殺したりすることができれば

弓という道具は不要なものとなる。

つまり大きな力を持つリヴが投げる分には矢だけでも十分その目的を果すことができるのだ。

矢を投じた方向から。

 

「ギャーー。」

といった。驚きの声が聞こえてきた。

声を聞くあたり当たりはしたのだろうがまだ死んではいないようだ。

心の中でリヴは「よかった。」と思った

趣味の一環としてと国語力アップのために書き始めました。誤字脱字などは指摘していただければ修正します。また、日本語が間違っていたりする場合も指摘していただければ修正するつもりです。物語文を書くのはこれが初めてなのでどうかご容赦願いたいです。

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