第十一話転移
今回は主人公視点のお話ではありません。
少し読みにくいと思いますがアドバイスがあれば感想でお願いします
俺の名前は橋部勇太。運動で俺の右に出るものは誰もいない。
勉強だって俺は人並みにできる。クラスでは毎日みんなにチヤホヤされていて、
彼女もいるスクールカーストトップのサッカー部キャプテン。
そんなみんなから慕われるような俺は下校も一味違う。
クラスの半分以上を連れて下校するのだ。
俺が誘ったら誰も断ることはない。みんながどう思っていようが、
俺には関係ない、もし俺に恥をかかせたり、逆らったりするようならそれに合った
お仕置きをしてやらないとな。そんなことをしても大丈夫かって?
大丈夫さ。なんせ俺の親は教育委員会のお偉いさんだからな。
俺がどんな失態をしようが親の権力で揉み消せる。
だから俺は今日もクラスの半分以上を連れて帰路に着いていた。
すると、急に地震が起こった。俺が体感してきた地震の中でもトップクラスに強い揺れだ。
地震の揺れはなんとかやり過ごし、全員怪我をしていないことを確認してから
集めて一息ついていたら、啓太が水の音がすると言い出した。
どっちから聞こえるか聞いたあと啓太の指差した方向を見て見ると俺の背丈を優に超えるであろう巨大な津波が来ていた。俺は迷わずかけだした。サッカー部キャプテンの脚力は伊達じゃない五十メートル走は少し結果を盛っているが、それでも五十メートルを6秒台で走り切る自信はある。
これまでにないほど一所懸命足を動かす。俺が走っていくのを確認して、連れも俺の後ろを走ってきている。一番後ろには俺が普段いじめている眼鏡をかけていつも窓辺で本を読んでいる女子がいた。
いじめている女子は半ば諦めたように走っている。
そして、いじめている女子の前にいるのは俺の彼女だった。
それが目に入った瞬間に自分の足が止まった。
周りから津波が来ているから早く逃げろという声が聞こえてくるが、
俺の耳には入らない。
津波に突っ込んでいきそうなのを堪えるので精一杯だった。
彼女は俺のすぐ近くまで走ってきた。俺と彼女との間の距離は数メートルほどだ。
しかし、津波もあと数十メートルほどまで迫ってきている。
咄嗟に俺の手は彼女の背中と足に添えられる。
そして、そのまま走り出した。腕におもりをつけながら走っているような感覚だ。
俺が抱いている彼女はもう肩で息をしている状態だった。もう体力も残っていないのだろう。
地面を足で蹴って蹴って蹴るフォームなんて関係なくただただ津波から逃げるために走る。
そして集団の最後尾に追いついたと思った瞬間俺の体を水が包み込んだ。
目を覚ますと何もない空間が広がっていた。
ああここはあの世かと思ったが、そこには一人の少年がいた。
いや少女かもしれない。それほどまでに見分けのつきにくい容姿をしていた。
黒髪黒目一見どこにでもいそうな少年だが、なぜか、最初に目に入った。
その少年が周りを見渡しているのを見て初めて周りにクラスメイトたちもいることに気づいた。
クラスの全員ではない。おそらく俺が帰るのに巻き込んだ奴らだろう。
俺の彼女はまだ目を覚ましていないが、時期に目を覚ますだろう。
「おい、ここはどこなんだ。」
一人の男子が言った。
「・・・」
その少年は答えない。おそらく声は聞こえているのだろう。視線は質問した男子に向けられていた。
「おい、なんとか言えよ。答えろよ。」
男子が繰り返すが少年の反応はない。
ようやく俺の彼女が目を覚まし、少し時間が経つとようやく少年が口を開いた。
「何もない空間へようこそ。僕の名前はシハシャサタワク。」
シハシャうんたらと名乗る少年は俺たち全員に顔を向けて話しかけるように言った。
「突然ごめんね。
君たちはさっき死んだんだ。なんでかはわかっているだろうけど。
あのまま津波に飲み込まれたんだ。
君たち以外にも多くの人が亡くなった。
君たちが住んでいた和歌山県でも多くの人が亡くなった。
そこで、君たちに選んで欲しいんだ。
このまま死ぬか別の世界。つまり、異世界に転移するつもりはないか?
もしかしたら転移先の世界からこの元の世界に戻れるかもしれないよ。」
少年は私たちに誘うように尋ねてくる。
俺は異世界転移という言葉に人生最大の興味を持っていた。そして、つい聞いてしまった。
「転移先の世界には魔法や魔物が存在しますか?」
と俺は聞いてしまった。
「それは異世界に転移すると言うことでいいのですか?」
少年は俺たちに聞き返してきた。
俺はみんなの賛否を問わずにもちろんと答えてしまった。
みんなも俺と同じで異世界に興味があると思ったからだ。
みんながみんな同じ感性を持っているわけもないのに、、、
「では、さっそく異世界へ転移しましょう。」
そして俺たちは転移することになった。
少年が一瞬光ったかと思うともうそこにはさっきまでいた空間は無くなっていた。
目を開けるとそこには長い髭を生やした。ふくよかなおっさんがいた。
「召喚は成功したか?」
そのおっさんが声を発する。
すると、そのおっさんの近くにいた。ローブを被って顔の見えない人が声をあげる。
「はい。成功です。」
同刻別の場所では1人の女子生徒が絶望の顔で立っていた。
趣味の一環としてと国語力アップのために書き始めました。誤字脱字などは指摘していただければ修正します。また、日本語が間違っていたりする場合も指摘していただければ修正するつもりです。物語文を書くのはこれが初めてなのでどうかご容赦願いたいです。
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