第十話養子
祝十話ここまで長かったですね。ちょうど総合ポイントが50ポイントいったので、このまま頑張っていきます。
作者は受験生なのでしばらく不定期になると思いますが。
これからも応援してくれると嬉しいです。
あとがきに伏線について書いてあるのでみたくない人は見ないでください。
「十分かな。それができるんだったらそれでもいいよ。
その使用人たちはどこにいるかわかる?」
僕はホークの対価を了承した。
「だいたい居場所はわかっている。盗賊たちの話を聞いていた限り…
ホークはある場所に向かって歩く。
僕はついていくその先に誰がいるかわからないが。
あそこだ。」
ホークが指で示して言った。そこには黒く頑丈そうな鉄の檻に閉じ込められた。
使用人と思われる人間の姿があった。全ての人間がぐったりしていて、
働き盛りの男の使用人がなんとか意識を保っていた。
「結構重症だね。急ぎの治療が必要だと思う。」
と言って僕は使用人たちに近づく。片手間にその頑丈そうな檻を壊しながら。
「ホーク。本当に彼らをみんな吸血鬼にしてもいいんだよね。」
僕はホークに最後の確認をとる。
これで吸血鬼に変えた責任を問われたらたまったもんじゃないからだ。
「ああ。どうかうちの使用人たちを助けてやってくれないだろうか。」
ホークは僕が問いかけると同時に答える。
「オミニ。今から彼らを吸血鬼に変えてくれ。」
僕は彼らに手をかざしてオミニ伝える。
《先ほどの個体名ホーク・エベリンナーやサーリス・エベリンナーを吸血鬼に変えた時と同じ処理をすればよろしいでしょうか?》
同じことをで続けてオミニ頼んだのは初めてだったから、初めての反応に少し戸惑う。
しかし、
「ああ。同じ処理をしてもらって構わない。」
僕は答える。
《眷属化結果の報告はスキップでもよろしいでしょうか?》
オミニが聞いてくる。眷属化結果の報告とはなんだろうか?
《個体名〇〇〇〇が吸血鬼になりました。》的な報告だろうか。
じゃあ必要ないな。
「オミニ。眷属化結果の報告は必要ないよ。」
《最終確認です。本当に彼らを吸血鬼にしますか?》
オミニが最後の確認と言って聞いてくる。が、答えはもちろん決まっている。
「ああ。助けてあげてくれ。」
僕は何もない晴れ渡った澄んだ空を見つめながら答える。
さっきと同じで使用人たちが一瞬光ると、その後すぐに光らなくなった。
おそらく眷属化が終わったのだろう。
彼らの中には生気を取り戻し始めた者も出てきた。
僕は檻から出て。眷属化の成功をホークやサーリスに伝える。
ホークとサーリスは2人とも大喜びしていた。
こちらまでどれほど嬉しかったのか伝わった。少し経った後、
「全員回復したな。それでは今から私たちの領地へ戻ろう。」
ホークが使用人たちを見回して言った。
「ホーク様。大変失礼なのは理解しておりますが。この私に質問する権利をお与えください。」
ホークよりも歳を召した優しそうな目をホークに向けた好々爺が言葉を声をあげる。
「いいだろう。だが、他の使用人たちの家族が心配しているだろう。できる限り手短に頼むぞ。」
ホークはその好々爺と目をしっかりあわせて言う。
その目には檻に閉じ込められていた時の暗さは全く無くなっている。
あの目は未来をまっすぐ見つめる者の目だ。とリヴは思った。
「ホーク様の寛大な心に感謝をし、質問させていただきます。
あの小娘は誰ですか?そしてどうするつもりですか?」
好々爺が僕の方を見つめながら言った。
しかしその見つめる目は先ほどホークに見せたような優しさのかけらもなく、
僕のことをいつでも倒せるように戦闘にに備える狩人の如き目をしていた。
「おい。そんなに警戒をしなくてもいいぞスチュワード。
彼女は私たちを助けてくれたのだ。そんな殺気だった目をむけるな。
あと彼女は私の養子としてエベリンナー家で引き取ることを決めた。」
とホークが好々爺に言う。
好々爺の名前はスチュワードというらしい。
「何ですと、、、いえ、ホーク様の指示には従いますが…
まあ養子にするという考えにはお世継ぎの件もありますし、理解いたしました。
しかし、簡単に信用するわけにいきますまい。
もしかしたらホーク様の優しさに漬け込んで利用しようとしているのかもしれません。
ある程度警戒することをお許しください。」
とスチュワードさんは僕へすまないと謝って引っ込んだ。
ホークが「警戒するのは構わないが意味がないと思うぞ」とボソッと呟いていたことは僕を除き誰も聞き取ることができなかったようだ。
「ではこれより我が領へ帰還する。。」
ホークが全員が聞こえるような大声を響かせた。
「「「「はい。」」」」
使用人たちのこの先の旅路への不安や盗賊から助かった安心といった様々な
感情を含ませた声でホークの問いかけに応える。
「まず、スチュワード現在位置の確認を頼んだ。」
ホークがスチュワードさんに命じる。
「御意。」
間髪入れずにスチュワードさんが答える。
「サーチオブ現在地。」
スチュワードさんが魔法を唱えると
(そうだった。ここの魔法は僕が旭日語を持ち込んだせいで、
微妙に旭日語が混ざるんだった。)と思った。
「ホーク様。ここはエベンリナー領に程近いターカー領でございます。」
スチュワードさんがホークに伝える。
「つまり、帝都から我が領までの道からあまり外れていなということか?」
スチュワードさんにホークが聞き返す。
「はい。むしろ近づいているくらいでございます。」
スチュワードさんが答える。
「具体的にあとどれほどの時間で我が領に戻れるかわかるか?」
「お屋敷までは三日ほどで移動できるかと。エベリンナー領に入るだけなら一日もかからないと思われます。」
いくら大きな恩があってもこのように養子にするということは基本ないと思います。
重々承知しおりますが、一応伏線にするつもりなので温かく見守っていただけると幸いです。
趣味の一環としてと国語力アップのために書き始めました。誤字脱字などは指摘していただければ修正します。また、日本語が間違っていたりする場合も指摘していただければ修正するつもりです。物語文を書くのはこれが初めてなのでどうかご容赦願いたいです。
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