第一話連載開始
誤字などがひどかったため、書き直すことにしました。
というかほぼ作り直しをします。
話の流れなどは変わりませんが、名前などは変わると思います。
投稿頻度も前までのような毎日投稿ではなく、七日に一度から十日に一度ペースで投稿していきます。
この話が投稿された後すぐに途中までの話は消します。
副題〜ご都合主義に違和感を覚えつつ〜
スーアというとある星に真室豊は住んでいた。
少しだけ茶色がかった黒髪で黒目のどこにでもいそうな少年。
髪の毛は男の子にしては長めの女の子のショートくらいには長かった
そのような見た目からか男女双方に友達が多く、いろいろな人から好かれていた。
運動も勉強も平均よりも少しできるくらいで特に目立つこともない強いて言うなら年に一度バドミントンの市大会で表彰される程度だった。
豊は長野県のビーチへと来ていた。
「いやービーチに来るのは久しぶりだ…」
そう豊が行った途端に豊の視界は真っ白になった。
「やぁ起きたかい?」
きれいな姿をした男性か女性かわからないようなミステリアスな者に声をかけられた。
その者は真っ白の服を身にまとった姿をしていた。
「…」
豊はなにも言うことができなかった。
その豊の様子に見かねたのか豊にしゃべりかけてきた者はまたしゃべりかけた。
「何か言ってもらわないとこちらとしても困るんだけど…」
「えっと僕はどうしたらいいんですか?」
頭の中で整理できていなかったが、豊なりに頑張って恐怖なども感じながら恐る恐る声をかけてきた者に返事を返した。
「あ、なんだちゃんと話せるじゃん。なんで話さなかったんだい?」
また明るい声で豊に話しかけてきた。
「あーえっとー」
豊はたどたどしくろくになぜ話せなかったのか伝えることができなかった。しかし、
「気にしなくていいよ~。」
豊の気持ちを察したのかスルーしてくれた。
「えっとーさっきの君の質問への答えだけど、君には今から私の作る世界で文明を進めてもらうよー。
ちなみに私の名前はユーリだからね。
気軽にユーリ様って呼んでね。」
とユーリが言ったその言葉に少しばかり戸惑いながらも豊は返事を返した。
「えっとそれはあなたが作る世界で一生過ごすことになるんですか?
僕できるなら、家族や友達のいるスーアへ帰りたいんですけど。」
と豊はユーリに頼み込むような形でさらに質問をした。
「あっそれは無理。
上司からこうするよう言われててこれを破ったら私の首が飛んじゃうから。
君には申し訳ないけど私も生きたいんだ。」
とユーリは残念そうに言った。
「まぁそうですよね。」
と謎にまるでわかっていたかのように返事をした。
それには理由があって、豊はこのような状況に心当たりがあった。
(いわゆるこれってライトノベルとかになっている異世界転生とか異世界転移っていうやつだよね。
そういうのは読んでる分にはいいんだけどそ実際やってみるのはな。)
と心の中で深く気落ちした。
「僕からいくつか質問してもいいですか?」
と豊はいくつか疑問になっていた点を質問しようとユーリに聞いた。
「最初の辿々しさはどこへ行ったのやら、私が答えられる範囲の質問なら大丈夫だよ。
もしかしたら上司から急にストップが掛かっちゃって途中までしか説明できないことがあるかもしれないけど許してね。」
とユーリは快く返してくれた。
「じゃあ一つ目の質問。あなたは何者ですか?」
豊はここにきたときに最初から気になっていたことを聞いた。
「えーっと私は上司にこき使われているただの使いだよ。
まぁ力はあるし、ある程度世界を創造したりすることができるから君たちスーアの言葉で言うなら神様だね。
ちなみに性別はないよ。」
とユーリは聞いていないことまで教えてくれたが、これも異世界転移、転生もののあるある、転移先や転生先には神様がいるというテンプレートを見事クリアしたようだ。
「えっと二つ目の質問。あなたが先ほどから上司と言っている者は何者ですか?」
これも豊がユーリとの問答を繰り返していて疑問に思ったNo.2だ。
「うーん。申し訳ないけどそれについては深く話すことはできないな。
深く話したらどうなるかは君の頭の中で察してくれ。
まぁある程度なら教えるけど、上司は私を創造した存在だよ。」
と本当に申し訳なく思っているのかわからないくらい胡散臭くユーリが返答した。
「質問三つ目。あなたを殺したらどうなりますか?」
「えっ君僕を殺すとかそんな怖いこと考えているの?
多分わかっていると思うけど今の君じゃ僕には敵わないよ。
まぁ君の質問には答えてあげるけど。
答えは簡単私が死んだら、この空間は崩壊し、君は死んでしまう。
運良く空間が崩壊せず維持されていたとしても君はそのなんもない空間の中で漂うことになる。
まぁご飯なんてものはないからそのまま餓死してしまうかな。
まぁここまで言ったことは君が僕を殺さなければ起こることはないから安心して。
ちなみにさっき世界を作るって言ったけど、世界を作った後は空間が崩壊することはないから安心してね。」
と全く安心できる気がしないような内容を聞かされたが異世界にきてそんな小さなことにいちいち反応をとっていてはいけない。
こう言う話はどんどんスケールが大きくなっていくのが普通なんだ。
と自分で自己完結してユーリの話についていこうとした。
「さっき私が作る世界で文明を勧めてもらうっていたけど、そのためにはいくつか種族を作った方がいいよね。
豊はどう思う?」
当たり前かのようにユーリ入っていないはずの自分の名前を当てられて少し驚いたが、
ライトノベルなどで出てくる神様などもみんな主人公の思考を読んでいたなぁ。
と思うと驚きがおさまってきた。
「自分の思考読まれたんだからもっと驚くべきでしょ。
なんでそんなに余裕そうな表情ができるの?
って君の住んでいた星の物語ではそれが当たり前だったのね。」
僕の行動に少し驚いたのか先ほどとは全く違う口調で喋り始めた。
「いや、当たり前ではないんですが、ライトノベルとかでは
それが当たり前でしたね。」
と僕が言うと
「なんか面白い顔が見れなくてちょっと損した気分。
ちぇ上司の似た顔が驚いているところを観れると思ってここまでやっているのに全然思った通りの動きをしないじゃないか。
もう後で文句言ってやるあのクソ上司。」
とユーリが一人で愚痴っていたが、その愚痴の中に聞き逃せない部分があった。
上司の顔が僕と似ているということだ。
「その上司って呼んでいる方の容姿は僕に似ているんでしょうか?」
そう僕が問うと
「あっしまった。今のは忘れてくれないか?」
と明らかに教えてはいけないことを僕に教えてしまったようだ。
「うーん。完全に忘れるのは無理ですけど、
何かしらこの世界で生きていく上で僕に対して有利になるものをくれたら誰にも話しませんよ。」
こう言う時は相手の足元を見てこちらが有利な取引をするに限る。
「仕方ない。」
趣味の一環としてと国語力アップのために書き始めました。誤字脱字などは指摘していただければ修正します。また、日本語が間違っていたりする場合も指摘していただければ修正するつもりです。物語文を書くのはこれが初めてなのでどうかご容赦願いたいです。
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