今この時は 宝なんだ
あの空の向こうには何があるんだろう
流れていく
空に浮かんだ雲も川の水も
生きた時間も残された時間も
止まることなく流れていく
虹の橋の先
地平の先なのか山の裾野か
渡れば向こう岸に行けるって
いつか誰かが言ってたっけ
縫い留めて
括り付けて絡めて縛ったり
どこにも行けないようにって
単なるわがままなんだけど
眠れなくて
夜空に浮かんだ星たちの光
何千年も前に輝いていた証左
強く輝けたら残せるのかな
野火の煙が
夕焼け空にたなびいている
一瞬が大切なんだって知って
未来は当たり前には来ない
星空に吸い込まれそうだと思った事はあっても
いざ星空に吸い込まれるとなったら
まだここにいたいと思うなんて
本当に自分勝手だ