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第一章道標 『三度目の審判』




その神が初めてこの地に降り立った時、無力な人間達に己の身を削りて魔力を与え給うた。


二度目に神が降り立った時、魔力に溺れる哀れな人間達に怒りし神は、豊かな土地を二つに切り裂いた。





神は投げ掛けた。



次に我が降り立つ時、お前達が見るのは慈愛か残虐か………

その日を楽しみにしていると。












嘘か誠か。



古くから語られている神話『三度目の審判』だ。

今の世の中こんな逸話いつわを信じているのは信仰心の厚い一部の年配者くらいだ。

その頃の僕にはこんな話など、なんの興味も抱かなかった。

母の敵を討つことが生きることの全てだったからだ。


幼い頃に、僕の目の前で母は無惨に殺された。








誰も信じることなど出来なかった僕の前に、あいつが現れた。



彼に出会わなければ、この神話の本当の意味を知ることなんてなかっただろう。

彼に出会わなければ、僕は過去も未来もどうでもよくなり…絶望の渦の中でひとり、孤独に死んでいただろう………






彼が僕を


救ってくれたんだ───────……









──────って………


それは僕にとっては物凄く不本意なことだ。




こんなこと……




あんっのどスケベ野郎には口が裂けたって言わない!!
















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